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まさおのChangeLogメモ / 2006-01-18

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2006-01-18 Wed

* やられた…

Apache2のsuExecは不要なので、/usr/sbin/suexecを簡単に
/usr/sbin/suexec.disableに移動することで無効にしておいたのだが、こ
の間のturboupdateでパッケージを更新した際にこのファイルが元に戻っ
ていた模様。

apache2のセキュリティアップデートが出ていたのがだいぶ前だったので
すっかり忘れており、しかもこの間、全くapacheの再起動をすることが無
かったので、気付かずにいた。。。
で、先週末の所内全域の停電に合わせて復帰したのが月曜日で、今日、手
元で動かしていたCGIが使えなくなっていることで、ようやく気付いたと
いう次第。。。

* Evaluating combinations of ranked lists and visualizations of inter-document similarity

検索結果のランク順提示と類似度によるクラスタ可視化提示の効果を報告。

・書誌事項:
James Allan, Anton Leuski, Russell Swan, Donald Byrd:
Evaluating combinations of ranked lists and visualizations of
inter-document similarity, Information Processing and Management,
2001, Vol.37, No.3, pp.435-458.

・概要:
TREC-6のInteractive Trackにおける実験をもとに、検索結果のランク順
提示とクラスタ可視化の効果を実験。

TREC-6のInteractive Trackにおける課題・ユーザ間のクロスチェックで
は、課題とユーザ特性の影響の方が強く、ベースラインシステムとの間接
的な比較でもわずかな差しか無く、直接比較では有意差はみられなかっ
た。

次にTREC Adhoc Trackの判定結果をそのまま使って、ランク順と文書間類
似度をそのまま使う手法を試す擬似実験をおこない、単純なランク順提示
よりも高い性能(23.3%)が得られることを示した。これはRelevance
Feedbackによる性能よりもわずかに高い性能(4.8%)であった。こちらで
は有意差は見られなかった。2D, 3D, DDといったクラスタ次元の削減の効
果についても実験。2Dよりも3Dの方が高く、DDが最も高いとなるような効
果も報告した。

一方で、これを確認するために実際の探索タスク完了にどれくらい影響が
あるか、20名の被験者によるユーザ実験も行った。こちらでは、ランダム
な文書セットを使って実験し、2Dの方が3Dよりもやや良い性能を示した
(これはおそらく3Dの認知的な困難さによるものではないかとの見解)。