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まさおのChangeLogメモ / 2008-07-03

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2008-07-03 Thu

* いつまでもデブと思うなよ [book]

昨年話題になったダイエット本。
食事と摂取カロリー、体重や体脂肪率などを記録する「レコーディング・
ダイエット」を提唱。
前半はダイエットの意義が、後半は助走、離陸、上昇、巡行、再加速など
のフェーズ毎に具体的なダイエット術が解説されている。

個人的には、5年くらい前に「測るだけダイエット」のアイデアを元に、
体重計測と食事記録に、自転車(のちにウォーキング・ジョギングも)に
よる運動で8kgほど減量した経験がある。
その経験からすれば、著者の唱えるダイエット法はとくに奇抜なものでは
なく、ダイエットの王道とも言える内容で、説明も良く書かれていて、凡
百のダイエット本を駆逐することができれば有用だと思う。

ただし、そこでの体験談の記述や、ダイエット法のプロセス管理の方法は、
著者自身も言及しているとおり、100kg超の「デブ」から相当量の減量を
図ったものであるため、やや極端なものになっていると思われる点もある。

ついでに、一点だけ多少の違和感を感じたのは、「面倒さ」について言及
している箇所で、減量のブレーキとしての面倒くささという話と、面倒く
ささが減量の推進力になるという話とが同居していて、ややうさんくさく
感じてしまった。。。

つまり、レコーディング式ダイエットでの「カロリー計算や記録を全て書
き起こすのは面倒」という点を、だから「書くのが面倒なら、いっそ食べ
るのをやめよう」みたいに肯定的に書いてあるのだが、これはむしろ、面
倒だから、レコーディングをやめてしまうという否定的な側面もあるはず。

ここ数年の自分をふりかえっても、この点が難点で、測るだけダイエット
は継続しない期間ができてしまうという面は確かに存在した。

はてさて、これをどう処理するのか?

著者は、「軌道到達」の段階として、痩せた状態の自分の体をコントロー
ルする術を覚えられれば、記録をやめてもよいとしているので、そういう
ことなのだろうけれど、そこまで完璧な状態をつくり、それを維持するの
は難しいだろうなあと思わなくもない。

まあ、いつでもいくらでも痩せられる方法があるのだから、一定期間お休
みしても大丈夫と開き直る、というのが個人的な策なのだけど。。。

ちなみに個人的には、上記の問題はライフログ系のイノベーションで、技
術的に解決できるのではないかと思っているのだけど。。。
このあたりはダイエットと人間の心理の関わりという面からも考えてみる
とおもしろそうと思う。

* 今日のサイクリング

扇大橋まで往復。

・走行距離: 14.03km
・走行時間: 0:46:34

風が強かった。。。
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