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DLIOP : Managing Items and Collections

DLIOP (Digital Library Interoperability Protocol) は アイテム(文書など)とコレクションの管理の 基本的なサービスを行なうプロトコルである。


  
図 2: DLIOPサービス層
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DLIOPは HTTPのようなステートレスなプロトコルの利点と Z39.50のようなステートフルなプロトコルの利点を結合するものである。 プロトコルは動的な資源の確保も提供している。 文書や処理結果は クライアントとサービスの間のやりとりが続行中でもマシン間を行き来できる。 さらに、DLIOPでは クライアントが後から要求するであろう情報を 事前にとってきておくキャッシュ (Cache) 戦略について異なるものを採用できる。

DLIOPプロトコルは2つの基本要素(クライアントとコレクション)の間で 起動されるメソッドを取り決めている。 クライアントはコレクションにアクセスするアプリケーションプログラムである。 アイテムはInfoBusでの情報オブジェクトの最も一般的な形式である。 アイテムのサブクラスは 文書やサービス、アトリビュートモデル、権利、契約などがある。 コレクションはアイテムの集合を管理するオブジェクトである。

DLIOPの基本的な目標は、 サーバ上のアイテムのコレクションをクライアント側からアクセスできるようにする 柔軟な転送機構を用意することである。 DLIOPは外部のサービスプロクシがサービス要求(例えば、検索式)への返答としてInfoBusクライアントへアイテムのコレクションを返せるような方法を管理して、クライアントとプロクシ間とのやりとりを促進する。 次にDLIOPのサービス層の特徴を概説する。



 

Masao Takaku 平成11年3月12日