RedHat Linux(clover)上に PAPIソフトウェアを導入する際のメモです。
作業の前にシステムのバックアップを作成しておきます。 バックアップは以下の要領で作成します。
まず、cloverの置いてある机の引き出しにDDS4のテープが入っています。 今回はこの中から新しいものを使いました。 DDS4ドライブにテープを挿入し、定期バックアップ用のスクリプトを走らせます。 (バックアップ終了までの時間は42分程度)
# /root/dump_cron.sh
インストールに必要なファイルは以下の通りです。 予めダウンロードしておき、${work}に置いておきます。
まず、PerfCtrのパッチをLinux kernelに当てます。
# cd $work # tar zxvf perfctr-papi-1.1.4.tar.gz (まずドライバファイルを移動する) # cd perfctr/linux # tar cf - . | tar -C /usr/src/linux-2.2.12 xvf - (デバイスファイルを作成する) # mknod /dev/perfctr c 10 182 # chmod 644 /dev/perfctr (カーネルにパッチを当てる) # cd /usr/src/linux-2.2.12 # patch -p1 < ${work}/perfctr/patches/patch-kernel-2.2.13 (カーネルを設定する) # make xconfig 「General setup」を選択する。 「Performance-monitering counters」の項目を「y」に変更する。 「Virtual performance counters support」の項目を「y」に変更する。 「Global performance counters support」の項目を「y」に変更する。 (設定画面) 「Save and Exit」する。 (カーネルを再構築する) # make dep # make clean # make bzImage (新しいカーネルをインストールして再起動) # cp arch/i386/boot/bzImage /boot/vmlinuz-2.2.12-new # vi /etc/lilo.conf 以下のエントリを追加する。 image=/boot/vmlinuz-2.2.12-32smp-shm.new label=linux-new-test read-only root=/dev/sda5 # lilo # lilo -q # reboot 起動時の `LILO: 'プロンプトの際にTABを押し、新しいカーネル `linux-new-test' を選択する。 (ちゃんと起動できるのを確認したら、デフォルトの起動カーネルにする) # cp /boot/vmlinuz-2.2.12-32smp-shm.new /boot/vmlinuz-2.2.12-32smp-shm # lilo # lilo -q
引き続きPAPI本体のインストールに移ります。
% cd $work % tar zxvf papi-1.1.5.tar.gz % cd papi/src/perfctr % ./configure --incldir=/usr/src/linux/include % cd .. % make -f Makefile.linux-perfctr % ./run_test.sh % su Password: *********** # make -f Makefile.linux-perfctr DESTDIR=/usr/local/papi install