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結論として

コストと恩恵を比較した結果、 オブジェクト指向アプローチに分があるのは明らかだろう。 オブジェクト指向技術はソフトウェアの構築により良い方法を提供し、 ソフトウェア危機を解決する。

しかし、 この優位性は必ずしも世間一般に受けいられているわけではなく、 懐疑的に見ている人を信用させるのは困難である。 よって、現実的な結論は次のようなものとなる。 『オブジェクト指向アプローチは大きな可能性を秘めており、 ソフトウェア開発に携わる企業は この新しい方法論を十分に探求し、その恩恵を自身で確認すべきである。』 多くの企業がこの確認を行なうほど、 オブジェクト技術の優位性は急速に確立された事実となるだろう。



Masao Takaku 平成11年3月11日