検索語の選択を支援するために、 「係り受け句」を用いて文献選択を行なう手法を考案し、 プロトタイプシステムの作成を行なった。 また、プロトタイプシステムの利用者にアンケート調査を行なうことにより この手法の有効性が評価でき、発想支援としても有効であることが示唆された。
係り受け句を検索語の選択に用いる手法は 非常にユニークかつ、興味深い手法だと感じた。 しかし、プロトタイプシステムについては、 本当に本手法を評価できるシステムであったか疑問で、 特に検索語の選択支援というよりも、 発想支援もしくはブラウジングのためのシステムになってしまっていて、 検索語の選択支援の機能をより正確に評価することが必要ではないか。 そのためには、実際の検索システムとの連動などの機能が必要ではないか。