[例] 前項の英字パターンの識別について、事後確率がわかった場合。
入力パターンの観測結果から左上に弧状の線分を持ったパターンであることが判明し、 これは英字では``C'', ``G'', ``O'', ``Q''の場合のみ現れる。
そこで、ベイズの定理による式を元に事後確率が求まる。
たとえば、 ``C''について、
英字 | 確率(%) | |
C | 28.79 | |
G | 13.38 | |
O | 56.97 | |
Q | 0.86 | |
その他 | 0 |
以上から事後生起率は ``O''で最大値を持つことがわかる。 したがって、誤り率を最小とする識別結果は ``O''となる。 A.での ``E''とは異なっており、 誤り率は87.92%から43.03%に改善される。