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まさおのChangeLogメモ / 2005-02-27

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2005-02-27 Sun

* Weight Loss Graph

http://revjim.net/page/weightloss/
ダイエットの記録をグラフとして付けている人発見。

GD か何かでやってるっぽいけど、どうやっているのかの説明はない。
気になる。

The Hacker's Diet: http://www.fourmilab.ch/hackdiet/#Comptools
なんてのも見つけた。

* Suggestions for Performing a Good Review

http://spot.colorado.edu/~jsedr/goodreview.html

良い査読をするには:

論文査読は研究者であることの責任を果たすのに欠かせない仕事である。
査読者の任務というのは、原稿をアクセプトすべきか、リジェクトすべき
かを決断することにある。ネガティブな決断、ポジティブな決断のどちら
であれ、著者と編集者の双方が適切な対応ができるよう、十分な詳細を合
理的に説明する必要がある。一論文につき、たいてい2人か3人の査読者し
か関わらないため、各査読者は注意深く査読を行う必要がある。査読は、
厳格に精密に建設的に行うこと。

Waser et al. (1992) や DePinto (1995) は公正な論文査読を行う方法
についての提案を行っている。以下にその要約を挙げる:

・著者が同業者であることを忘れず、そのように扱うこと。重要な研究を
最大限適切な方法で示すことこそが著者・査読者・編集者3者の共通の目
標である。

・論文中の劣った点だけでなく、優れたデータや優れた考察を指摘するこ
と。利点と欠点の双方を提示することで、査読結果が著者・編集者に理解
されやすくなる。

・査読で攻撃を行わないこと。敵対的なコメントよりも建設的観点からの
批判の方がずっと効果的であり、著者やその研究活動に対する個人攻撃や
侮蔑的な攻撃を避けること。

・著者自身の方が少なくとも査読者よりはその研究をよく理解しているこ
とを忘れないこと。システムについての解釈や分析についての質問をする
際は、居丈高な姿勢で行わないこと。「私が間違っているのかもしれませ
んが…...」のような言い方が望ましい。

・論文を良くする提案は具体的に行うこと。論文には必ず改善の余地が残っ
ているので。

・全ての著者がその研究を無限のリソースや全くの制約無しで行っている
と思わないこと。高くつく研究設計や分析手法を使わないのには理由があ
る場合もあることを理解しようとすること。査読者が知っているより良い
アプローチを提案することは良いが、それを採録条件にせず、重要なのは、
データの質であることを忘れずに。

・一回以上論文を読むようにすること。査読の提出前にその対応やコメン
トについてよく考えること。論文を再度読み返すことでその内容が変わる
かもしれない。

・個別の論点のみでなく、全体的な観点から査読を行うこと。JSRは国際
的な論文誌であり、掲載論文には幅広い価値が必要となる。

・読みにくさや理解しにくさがあったとしても、それだけで論文の価値を
決めないこと。著者が、一般の読者には不明な俗語や未定義の用語を使っ
た個所を指摘すること。非ネイティブ英語の文章には修正すべき個所があ
る場合がある。
 
・論文には科学的な一貫性がなければならない。共通の知識となっていな
い全てのアイデアや情報については、適切な参照(文献)が加えられてい
るか確認すること。研究上のアイデアというものは、以前の研究の上に成
り立っているため、論文には以前の研究との文脈における新規性が述べら
れていなければならない。

・査読のコメントや提案が、査読者の考え方を詳しく書いたり例を示した
りして、うまく説明されているか、公正に述べられているか確認すること。
査読者が変更を提案していても、その変更の方法と理由を説明しなければ、
著者の役には立たない。

・論争をしたり、著者の見解に反対したりしたくなる誘惑に耐えること。
査読者はその分野の専門性を持っているから論文を査読するよう依頼され
たのであり、新たな知見や研究の発展を進める機会を与えるようにすべき
である。

・査読の要請への返答は速やかに。査読期間はたいてい一ヶ月である。時
間が取れなかったり、その分野の知識が無かったりして、論文を査読でき
そうにないと思ったら、論文を直ぐに編集委員に送り返すこと。また、査
読を始めてから、査読報告が遅れることになったなら、委員に連絡するこ
と。

参照文献:
・DePinto, J.V. 1995. Open Letter to JGLR, Reviewers. J. Great
Lakes Res. 21:1-2.
・Waser, N.M., Price, M.V., and Grosberg, R.K. 1992. Writing an
effective manuscript review. Bioscience46:621-623.

* ”田舎”で生き延びる方法

http://behavior.biology.kyushu-u.ac.jp/kasuya/inaka01.html
研究者にとって必要なのは「やる気の減退」であり、それを避ける手段を
確保せよとのこと。