doi:10.1145/792550.792552
Web検索を3つに分類した論文。
・書誌情報:
Andrei Broder: A Taxonomy of Web Search. ACM SIGIR Forum, Vol.36,
No.2, pp.3-10. (2002)
・概要:
伝統的なIR研究で使われてきた「情報要求→クエリ→DB」といったモデル
をタスク指向のものに変えるべきとし、情報要求にあてはまらないニーズ
について、informational/navigational/transactionalの3つで考えてい
くと良いのではないかとした。
→ informational: (古典的な情報要求)と近い概念。
→ navigational: 特定のサイトにアクセスしたいという要求
→ transactional: サイトにアクセスし、さらにそこで何かの行動を行な
いたいという要求(買い物、ゲーム、)。
著者は元AltaVistaの研究員で、実際の検索質問の分析と、ユーザへのア
ンケート調査の2つから、それぞれの質問の割合などを分析(図5):
ユーザ調査 ログ
Navi: 24.5% 20%
Info: (39%?) 48%
Trans: >22% (36%?) 30%
・感想:
ナビゲーション指向検索などの用語の元となった、非常に重要な論文と思
われる。
「トランザクション指向検索」そのものに焦点を当てた研究がないのか、
気になる。