下記のようなツールを作ってました。
ちなみにGreasemonkeyとは、Firefoxブラウザで動作するアドオンのこと
で、個別サイトの表示内容にマッシュアップ的に追加的要素を加えたりで
きるのが特長。下記のツール群を動作させるには、アドオンをインストー
ルしたうえで下記のそれぞれのページから、スクリプトを直接インストー
ルしてみてほしい。
cf.
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/748/
1. ふわっと関連レファレンスの表示
http://userscripts.org/scripts/show/93889
以前に作った「
ふわっとレファ協関連検索」をレファ協API腕自慢に出品
しようと考えていて、やはり目に見えるわかりやすいフロントエンドがあ
ると良いと考え、以前から開発しようと考えていたGreasemonkeyによる、
レファ協サイトへの関連レファレンスの表示機能を作成した。
この機能自体は、単にレファ協のサイト上に検索結果が出るというものだ
が、明示的に検索という行為をするのではなく、ブラウジングしていたら
勝手に表示されるため、ぶらぶらとブラウジング的に見ていくのに大変便
利だと思う。
2. レファ協書誌情報にリンクを追加
http://userscripts.org/scripts/show/93937
レファ協サイトの事例詳細画面内の書誌タイトルらしき文字列に書誌情報
サイトへの検索リンクを付けるというもの。
これは、レファ協サイトの情報を見ていると、書誌情報がタイトルしかな
かったりすることがあったり、当該館の請求記号しか分からない状態に
なっていたりなど、どの本を見れば回答の情報が得られるか、意外とわか
らない状態のこともあったりする。
そこで、『』記号でかこまれた文字列部分から、および、参考資料項目の
情報からリンクするように設定してみた。
リンク先は、
NDLサーチ、
Webcat Plus、
Amazon.co.jp、
Googleブックスの
4箇所。
あとで暇ができたら、ISBN情報が付いているものについては、カーリルに
もリンクするようにしておきたい。
3. Webcat NDC Cloud
http://userscripts.org/scripts/show/93900
NACSIS WebCatの書誌詳細画面に一覧される所蔵館リストに付記されてい
る請求記号からNDC(らしき文字列)を抜き出して集計し、タグクラウド
風に表示するツール。
Code4Lib Japanの第3回ワークショップで @ka3iiyu さんにもらったアイ
デアの実装だが、目録担当のプロはこういうのがあるとよいと感じるだろ
うか? 個人的には面白いかな、、、とやってみたものの、ある程度、所
蔵のある本でないと意外とおもしろみがないのが難点と感じた。。。
以上。
当方、JavaScriptの環境にはあまり慣れておらず、見よう見まねの開発な
ので、あまりきれいな実装ではないと思いますが、何かコメントあればお
願いします。
上記3つはいずれもGreasemonkeyの環境でのみ動作するのだが、アドオン
をインストールする必要がある、という制約上、一般利用者が使うものよ
りも、3つ目のWebcatツールのように、業務系のニーズに即応したような
ものを作るのに適したプラットフォームだなあ、と感じた次第。