川口図書館で借りてきて読んだ(だいぶ前だけど)。
日本でオリエンテーリング熱が(一時的に)盛り上がった1979年刊行。
著者は、日本のIOF参加に尽力した方で、IOF設立や日本のIOF参加など、
現在のオリエンテーリング界では聞くことのなくなってしまった状況が良
く描かれていて、とても興味深い。
「日本でも、1万人レベルのオリエンテーリング大会が開かれたことがあ
る」という事実すら、知らなかったことに衝撃を受けた。1960〜1970年代
のオリエンテーリング界の国内外での盛り上がりの様子が分かる記述は歴
史的にみても貴重だと思う。
また、オリエンテーリング競技についての記述も、競技の特性や、練習の
方法など、とても良く説明されていて、今見ても参考になる。
当然のことながら、IOF規則などは古いのでそこだけ読み替える必要があ
る。