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まさおのChangeLogメモ / 2007-06-26

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2007-06-26 Tue

* URL memo

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* 高校の授業の思い出

小中高の教育に、専門的科学リテラシを持った教員を配置すべきという学
術会議の提言を受けての、5号館のつぶやきさんのエントリを読んで思い
出したこと。
http://shinka3.exblog.jp/6378280

高校1年の時に地学の教科を非常勤で教えに来ていた先生が博士課程の院
生だったように記憶しています。教科書を離れて、自分の研究内容を詳細
に、地球のマントルの構成と地震波の測定の話を中心に講義をしていて、
地学の基礎がよく分かる話で楽しかった思い出があります。
#1学期分の試験範囲を指定しようとすると教科書では4ページ分のみと、
かなり異色ではありましたが、よく考えれば大学における講義を実践しよ
うとしていたのかなとは思います。
私の行っていた高校はかなり大学での実験演習に近いレポート課題を課し
ていたりして、そういう異色の講義が許される雰囲気にあったという事情
はありますが。

個人的には、「大学入試」を挟んで、高等教育と初等・中等教育に乖離が
起きているのが、教育に関する問題の諸元の一つになっているので、その
部分をなんとかすべきだとは思いますが、一つの手として、高等教育の側
から、その方法論、先進的な内容を教育することがその一助にならないか
なあ、と思ったりもしました。SSH(Super Science Highschool)みたいな
のもありますが、ああいった大仰なプロジェクトという形ではなく、一般
の高校でも1つか2つはそうした先進的な講義・演習によって、自然に先進
的な内容を教育に加えていくことができると、高等教育の側にとっても、
小中高といった側にとっても、うれしい人は多いのではないでしょうか。