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私は昨日の夕方あたりから、この事件の真相は狂言ではないかという心証を強くした。てくるで、さっき日本の教育がダメだということを言ったが、それと関連して思い出したのだが、日本の博士課程の内容は知らないが、見た目では確実に言えることがある。それは「日本の博士学生はとことんまで人生の悲哀を味わわなければならない」ということです…。つまり * 学部学生からはバカにされ、 * 社会からは半端者あつかいされ、 * 同期の友人 (修士を出て一流メーカーに就職した) はみんな車を 買ったり結婚したりし、 * おまけに博士とっても大していいコトない という四重苦 (実はまだある、経済的な問題とか教授との相性とかだが、これは人にもよるし米国でもあるところはあるらしいので省略、でも上の 4つはどんな学生にもほぼ確実にあてはまる)。これはキツいですよこれは…精神的な修行の一種なのだろうか? 米国でも多少はそういうところはあるが、日本の博士課程では、彼らが自信をもって生きていられる見込みは非常に低い。東工大にいたころ、よくハシモトさんと「修士(とか博士) の学生って社会で最低の身分だよな」といっていたのである。いくら自分のやりたいことができるからといっても、これで課程博士をとりたい人が今後いるのかどうか…。もちろんその多くは若くしてある意味ダマされた人間たちであり、「まさかこんなだとは思わなかった」ということになるのだろうが、この調子でどこまでこれからの若者をダマしつづけられるのか、興味がある。まあいいんだけどねえ。