・期間: 平成18年10月14日 〜 平成18年10月19日
・用務先: Shangri-La's Rasa Sentosa: シンガポール
・用務: 国際会議・第3回アジア情報検索シンポジウム(AIRS 2006)参加および研究発表
・出張内容:
AIRS2006(アジア情報検索シンポジウム)は、シンガポールのセントーサ
島を会場に、10月16日から10月18日まで3日間の日程で行われた。
本報告者は、一日目に開かれたポスターセッションの発表者として参加す
ると同時に、各セッションに参加し、関連分野の研究者と議論・交流を行っ
た。
ポスター発表ではNTCIR-5 WEBの結果分析を報告した。他の参加者との議
論では、「他の言語群(中国語・韓国語)などでも同様の結果が得られる
のか?」など有益なコメントを得た。
日本からの参加者は報告者の他にも、NIIの江口助手、北海道大の吉岡先
生、東京大学の中川先生と同研究室メンバー3名、NICTの村田氏、東芝の
酒井氏・筒井氏などがあった。
他の発表セッションでは多くのアジア地域の国々からの発表があったが、
特に中国・台湾からの発表は多く、情報検索分野の研究の当地での盛り上
がりを感じることができた。
また、NIIで行っている情報検索評価ワークショップNTCIRについては、初
日の基調講演で米国クイーンズカレッジのKwok教授が米国のTRECと並んで
大きく取り上げられたのを始めとして、他の発表においても、中国・韓国
といった他言語の検索手法の提案でも多くの発表者がテストデータセット
として取り上げられていることから、その認知度の高まりを感じることが
できた。