Wikipediaの執筆者たちの分野毎の可視化。
・書誌情報
Todd Holloway, Miran Bozicevic, Katy Borner: Analyzing and
Visualizing the Semantic Coverage of Wikipedia and Its Authors.
arxiv:cs/0512085, (2005-12-21T19:31:23)
英語版Wikipedia内の上位カテゴリの可視化の報告。
さらに、執筆者間関係や、最終更新による違いなども可視化に追加し、そ
れぞれの特徴を見ようとしている。
既知事項検索トピックの自動生成のための実験報告。
・書誌情報
Leif Azzopardi, Maarten de Rijke:
Automatic Construction of Known-item Finding Test Beds.
In Proceedings of SIGIR 2006 (poster paper), pp.603-604, 2006.
特定のページからqueryが生成される確率を言語モデル+パラメータにより
設定し、実際の検索クエリにおけるシステムのパフォーマンスを事前推定
させる問題に落としたという報告。
popular, dicriminative, uniform の3つのパラメータ設定を使ったとこ
ろ、popular, uniform は実際のクエリを用いたシステム性能と近い数字
を出した。
・感想
言語モデルの応用という意味では多少おもしろいかもしれないが、実際の
検索評価の場面で使える手法なのかという点に疑問が残る。
テストコレクション構築時のクエリ選択などで、参考になるのかもしれな
いが…。
(ショートペーパなので、きちんと書き切れてないのかもしれないが…)
ファセット型検索インタフェース実装手法に関する考察。
・書誌情報
Marti Hearst: Design Recommendations for Hierarchical Faceted
Search Interfaces. In Proceedings of the ACM SIGIR Workshop on
Faceted Search, August, 2006.
ファセット検索指向の優れたインタフェースを持つFlamencoシステムの実
装の際に学んだことや、改良点などを示す。基調講演的報告。
グラフィックデザインなどに詳細な検討を加えたことが分かり、大変参考
になる。