昨年の秋に出した若手Bの研究課題は不採択となったのだけど、その審査
結果の通知が先日に来ていた。記録のため、ここに記す。
○若手研究(Β): 採択件数6487件(応募23355件)
○図書館情報学・人文社会情報学: 採択件数 8件(応募26件)
不採択課題のなかでのおおよその順位: A(上位20%)
(評定要素ごとの審査結果; 4段階評定の平均点)
・研究課題の学術的重要性・妥当性 3.33
・研究計画・方法の妥当性 3.67
・研究課題の独創性および革新性 3.00
・研究課題の波及効果および普遍性 3.67
・研究遂行能力および研究環境の適切性 3.67
昨年度の不採択審査結果
[2008-06-16-1]を参考にしながら見ると、今年度
の方が評点としては有望で、昨年度のがダメダメだったかというのがよく
分かる。
これは昨年度の不採択課題が「アイデア一発モノ」といった趣きのかなり
萌芽的な要素の強いトピックだったのに対して、今回の課題はオーソドッ
クスなトピックをテーマにして、堅実な内容にまとめようとしたからだと
思う。
研究内容に合わせて細目も図書館情報学に変えて、さらに何人かの人に読
んでもらってアドバイスをもらったりしたのはだいぶ効いた気はする。
ただし、所属異動のどさくさ直後だったこともあり、練りが足りなかった
からか、「予算計画に整合性が無い」との評定コメントが付いた(初めて
目にしたコメントだ…)。
あと、審査結果そのものよりも、図書館情報学細目での若手Bへの応募者
がたったの26人しかいないという少なさも気になる(下手すると全員列挙
できそうな人数だし)。もう少し応募者が増えると、採択件数も増えて、
うれしいのだろうけど。。。