ユーザビリティと認知科学の御大ドナルド・ノーマンによる、デザインと
情動の関係についての考察。
著名な『誰のためのデザイン』で展開された、ユーザビリティと機能との
関係性を、さらに別の角度として、人の情動・感情の側から考察したもの。
人とモノとのインタラクションにおいて、「本能・行動・内省」という3
つのレベルでの処理による、複合的なモデルを提唱している。
人の行動に、本能レベルでのメカニズムがどのように関わっているのか、
という点は、ここ5年くらい興味はもってすこし眺めているのだけど、そ
の点とデザインとの関係という点では、基本的な文献だとおもう。