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movie - まさおのChangeLogメモ

2009-04-20 Mon

* コーラス [movie]

問題児を集めた寄宿学校に赴任した音楽教師が合唱隊結成による団結を謳っ
た映画。

シンプルなストーリーながらも、合唱の良さにくわえ、宿舎や子どもたち
との交流といった雰囲気がとても良かった。

2009-04-18 Sat

* レッドクリフ [movie]

三国志の赤壁の戦いを描いた大作、という触れ込みであちこちでCMなどを
やっているらしいので、観てみた。

一言で言えば、凡作。

というか、三国志の色々なエピソードを詰め込む必要があるからか、かな
り駆け足で不自然な展開が気になるし、曹操側などを始めとして人物像の
一方的な描き方にもあまり工夫が感じられない。もうすこし工夫の余地が
あるだろうに。。。
あと、歩兵たちのやる気の感じられない動きもご愛嬌。

しかし、三国志を描いた作品というのは、2時間程度で表現しなければな
らない映画メディアには適さないのではないかという気がする。
(中国製作でなければ、また違う見方もあるかな!?)

2009-02-11 Wed

* 再会の街で [movie]

平凡な歯医者の男と、大学時代のルームメートで、9・11事件で妻と3人の
子どもを失って精神を病んでしまった男とが、街中で再会し旧交を温める
様と、立ち直りに向けた葛藤を描く。

911を背景に借りてはいるものの、2人の男優の演技がとても優れていて、
よくできたヒューマンドラマという感じで見られて、思ったよりも引き込
まれてた。

2009-02-02 Mon

* 幸せになるための27のドレス [movie]

結婚式に思い入れを持ち、何度も介添人をつとめる主人公を27本のドレス
に象徴させたラブコメディ。

真面目な主人公の姉と、自由奔放な妹という取り合わせは『In Her Shoes』
を思い出させる。

展開そのものも予定調和だったけど、このジャンル特有のお決まりなので、
逆に安心して見られた。

2009-01-10 Sat

* ニュースの天才 [movie]

老舗政治雑誌の若手ホープ記者が多くの記事を捏造していたという実際の
事件を描いた映画。

全体の緊迫感もうまく作ってあり、主人公のある意味「良い人」ぐあいも
うまく性格描写されていて、よくできたドラマという感じ。

付属されていたドキュメンタリーとして『60 Minutes』での特集に、捏造
した本人が、いまは弁護士を目指して勉強中とか言って出演しているのが
なんともたくましいというか、笑えるような、悲しいような複雑な感じ…。

ジャーナリズムの世界ということで、領域は違うものの、なんだか論文捏
造でのショーンの事件を思わせるような、意図的な捏造をかいくぐること
の難しさが出ているものだった。ジャーナリズムの場合は、それでもまだ
事実であるかどうかを検証の土台に置けるものの、科学研究の捏造の場合
はやはり難しさが残るだろうな、という感は持った。

cf. 『論文捏造』

2009-01-10 Sat

* チャーリー・ウィルソンズ・ウォー [movie]

テキサス州選出の下院議員Charlie WilsonとCIAが主導した、ソ連のアフ
ガニスタン侵攻への対抗勢力に対する増援の様子を描く。

当時の機密作戦のひとつで20年後に明らかになった史実に沿って、かなり
忠実に描いているとのこと。そのためか、物語としてはかなりストレート
な展開で、逆に面白みに欠けるような印象もあった。
というか、コメディーに近い展開かと思って観たので、シリアスなストー
リー展開についていけなかったという印象のほうが強い。。。

とってつけたような、9/11以降のアメリカによるアフガニスタン侵攻以降
の現状からすると、かなりきわどい内容もあるが、そういった皮肉な面は
省略されている(商業的な配慮からか?)。

あとから、ウィキペディアを見てみたら、実名で実在の人物を登場させて
いたことに、ちょっとびっくり。主人公役のトム・ハンクスと実際の議員
もかなり似た雰囲気だし…。
cf. http://en.wikipedia.org/wiki/Charlie_Wilson

2009-01-04 Sun

* グッド・シェパード [movie]

エドワード・ウィルソンなるCIAの諜報員を主人公としたスパイ映画。

キューバ革命や第二次大戦から戦後といった時間軸を交互に行き来する展
開で、時系列を追うのに苦労する。

ほとんど先入観無く見たが、最後にロバート・デニーロ監督・プロデュー
ス作品とわかり、なんとなく納得。全体の暗さや複雑な心理描写はデニー
ロが好きそうな雰囲気で、彼自身が若ければいかにも好演しそうな主人公
だと思った。マット・デイモンの若さは逆に歳を経ての演技が見るからに
苦しい感じで、無理があるかな、と思わなくもなかった。

2009-01-04 Sun

* アイ・アム・レジェンド [movie]

「地球最後の男」の昨年公開の映画版。

原作を読んだとき[2008-12-28-2]に思ったとおり、原作だけ読めば十分の
駄作だった。

そもそも一人しか残っていない男だけでは、ストーリー解説にも苦労する
始末で、セリフ回しなどを自然におこなうために犬を導入したりする工夫
のあとはあるが。。。

さらに、肝心のストーリー展開も原作を踏襲しておらず、単に地球最後の
男という設定だけを使った別作品と言ったほうがよいかと思うほど。ハリ
ウッド特有の強引なハッピーエンドがこじつけ感をさらに強くしていた。

2008-12-27 Sat

* ライラの冒険 黄金の羅針盤 [movie]

少女ライラが真実を示すという魔法のコンパスを手に冒険を繰り広げると
いうファンタジー小説を原作とした映画化第1弾。

全体に駆け足な展開といった印象で、全体の世界観に付いていくのが難し
かった。たとえば、ストーリー上もダイモン(Daemon?)という概念を理
解する必要があるのだが、ほとんど説明されないため、クエスチョンマー
ク状態でストーリーだけが進んでいってしまう。。。
すなおに原作を読んでみたほうがよさげな気がする。

エンディングも相当にクリフハンガーな展開で、次回作以降の3部作での
完結が待たれるところだが、噂では金融危機によって映画制作がストップ
してしまったとか。こうなるとハリーポッターシリーズとは違って、少女
役の再演が難しそうな雰囲気ではある。。。

2008-12-21 Sun

* The Closer (Season 1 & 2) [movie]

ロス市警の女性敏腕捜査官を主人公にしたドラマ。プロットもわかりやす
く、それでいて登場人物たちのキャラクターが効いたドラマで比較的楽し
く観ることができた。(このあいだ観たHEROESよりはずっとマシ。。。)

ただし、尋問の専門家で自白させるのが見せ場という設定は、5年くらい
まえから流行っているCSIなどへのアンチテーゼなのかなと思うが、一方
で逆に言えば、かなり憶測・予断にもとづく捜査をしているだけ、という
風にも見え、日本の刑事ドラマものと似た雰囲気も感じた。これはある意
味では面白いが、ずっと見つづけると若干食傷気味となる感もある。

2008-11-08 Sat

* HEROES シーズン1 [movie]

米国のSFテレビドラマ。

能力者たちが「save the world.」(世界を救え)を合言葉に、自分自身
や家族を守りながら、ニューヨークの爆発を防ごうと奮闘する姿を描く。

いかにも、アメリカ人好みの「ヒーローになりたい」意識をくすぐるドラ
マといった雰囲気。おまえらどれだけヒーローになりたいんだ、とツッコ
ミをいれながら観ることしきり。

日本人設定の能力者の一人およびその周りの人たちが話す、片言の日本語
が痛々しい。。。

設定は面白いし、SFXはがんばっているという印象はあるが、荒唐無稽な
物語で無茶な展開が続くのに、やや食傷気味。。。(シーズン2も最初の
数話だけは観てみたが、さらにひどい印象なので、途中で放りだし…)

2008-10-13 Mon

* ホワイトハウス 3rdシーズン、4thシーズン [movie]

昔にNHKでテレビ放映されていたことに見ていたのが、ずっと続きが気に
なっていたので、引っ越しの疲れを癒す意味もこめて、ひととおりレンタ
ルしてきて一挙に観た。

マーティン・シーンの貫禄の演技はいかにも大統領の雰囲気。円熟すぎ
る。。。
途中には911の特別エピソードなど、リベラルなハリウッド人たちが喜び
そうなエピソードを盛り込んである。ブッシュが大統領でなかったら、と
いう仮想シミュレーションを脚本に落とした感もある。

ただ、あいかわらず第4シーズンの結末は見事なクリフハンガーなので、
続きがとても気になる。。。ただ、今のところ日本ではケーブルテレビで
放映しているだけみたいなので、しばらく日本ではDVDが出なそうな雰囲
気でもある。英語版DVDを購入するしかないかしら…。

2008-07-22 Tue

* 崖の上のポニョ [movie]

http://www.ghibli.jp/ponyo/
宮崎駿の最新作を子どもだらけの夏休みのシネコンにて観賞。

海のなかの様子や、あの独特の躍動感ある動きという点では、相変わらず
の宮崎作品といった印象が全開。

前半の謎の緊張感や、喪失感はうまく描けている。
ただ、事前情報なしに観たせいか、ストーリー展開や登場人物は意味不明
な点も多く、やや大雑把にすぎる印象も。。。
まあ、前半だけでそれなりには満足したけど。。。

あとは、まわりで観ていた子どもたちがポニョとの別れや母との再会など、
節目節目でざわざわしながら、感情移入して観ている雰囲気が感じられて、
子ども向けとしてはそれなりによく描けた作品なのだろうなと思った。。。
映画館を出ても、ポニョポニョ言いながら飛びはねている子どもたちを何
人か見かけたし。。。

2008-06-28 Sat

* 奇跡のシンフォニー [movie]

http://www.kiseki-symphony.com/

孤児院にいた少年が音楽の才能を糧として両親に出会うまでを描いた作品。

予定調和の世界だったため、ストーリーそのものはつっこみどころが多かっ
たけど、まあまあの出来。
ただ、主役の子による演奏シーンがぎこちないものだったのはもったいな
いと思った。。。

あと、最後のエンドロールに流れる音楽が良かった。
エンドロールになっても観客のほとんどが席を立たずに最後まで座ってい
たのは珍しい現象。

2008-06-18 Wed

* ボトム・ダウン [movie]

ロンドンのテムズ川で起きたクルーズ船の追突沈没事故を追ったドキュメ
ンタリー映画。

貸し切りでの誕生日パーティの最中だったため、若者を中心に51名もの死
者を出した悲惨な事故を詳細に描いている。

2008-06-02 Mon

* プレステージ [movie]

二人の若い奇術師たちの相克を描いた作品。

死の陰が色濃く出ていたものの、時代の雰囲気とも合って、意外とよい感
じだった。

肝心のタネが途中からバレバレなのと、急なSF的設定がやや強引。。。

2008-06-01 Sun

* 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン [movie]

福岡で育った青年と母との絆と、不思議な父との交歓を描くストーリー。

全体に悪くないという印象。

が、途中からは暑苦しいくらい、オカンへの愛の讃歌といった雰囲気につ
ままれていて、闘病の苦しさを描く重苦しさもあり、ややじっとりとした
粘着な雰囲気を感じた。
また、いまひとつ描いている時代感がわからないのもやや難点。

個人的にいちばん印象に残ったのは、主人公にオカンが言う「お金は全部、
あなたのこれに消えたのよ…」と、大学の卒業証書を示すシーン。
(自分にも思い当たる節が無くはない、という意味で。。。)

原作を読んでみようかと思った。

2008-05-29 Thu

* 最高の人生の見つけ方 [movie]

http://wwws.warnerbros.co.jp/bucketlist/

余命半年を宣告された男二人が、心ゆくまで人生の最後の瞬間を楽しもう
とする物語。

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンという名優による共演だっ
たので面白そうだと思い、見てきた。

それなりに良かったが、少し微妙な感じもあった。
おそらく二人の豪遊の旅を出すために、家族との物語など、クライマック
スとなるべき部分が削られたのではないかという印象。
あまり感動するようなものにもならなかったのが意外。。。

2008-05-25 Sun

* ナルニア国物語 第2章 [movie]

http://www.disney.co.jp/narnia/

『ナルニア』シリーズ第2弾。

原作を読んだのはたぶん20年くらい前なので、忘却のかなただけど、昨年
第1章にあたるものを観たので、せっかくだから…という感じで観に行っ
てきた。

戦闘シーンがとても多く、子どもたちがたたかう戦争シーンというのは、
正直きつくて、正視に耐えない気がした。楽しい娯楽作とは言い難い。
特に今回は人間同士による戦争なので。。。
(前回は魔女相手だったから…というのは魔女差別かしらん。。。)

2008-05-11 Sun

* バベル [movie]

死と生、子どもの性といった問題を主軸に、モロッコ、日本、メキシコの
3ヶ国それぞれで人間模様を描いた作品。

泣ける映画とかいうのとは対極にあるものの、不思議と心を揺さぶられる
映画。

サスペンスの一種だろうが、トリックで魅せるのではなく、単純に家族の
肖像を描いていて、事件や事故に巻き込まれるほかは、それぞれの日常を
淡々と描いているだけなのだけど…。
ドキドキさせられる。

また、映像としては、日本における日常の描写が信じがたいほど、自然な
ものとなっていて驚いた。邦画でもここまで東京の日常を切り取った映像
は見たことが無いとおもうほど、自然な作り。かなり時間をかけて撮影を
していった様子なので、そのたまものかと思う。
というか、途中まで日本ロケは全編を日本人監督が撮っていたのかと思い
きや、クレジット見ていても出てこなかったので狐につままれた気分…。