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まさおのChangeLogメモ / 2009-01-10

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2009-01-10 Sat

* ニュースの天才 [movie]

老舗政治雑誌の若手ホープ記者が多くの記事を捏造していたという実際の
事件を描いた映画。

全体の緊迫感もうまく作ってあり、主人公のある意味「良い人」ぐあいも
うまく性格描写されていて、よくできたドラマという感じ。

付属されていたドキュメンタリーとして『60 Minutes』での特集に、捏造
した本人が、いまは弁護士を目指して勉強中とか言って出演しているのが
なんともたくましいというか、笑えるような、悲しいような複雑な感じ…。

ジャーナリズムの世界ということで、領域は違うものの、なんだか論文捏
造でのショーンの事件を思わせるような、意図的な捏造をかいくぐること
の難しさが出ているものだった。ジャーナリズムの場合は、それでもまだ
事実であるかどうかを検証の土台に置けるものの、科学研究の捏造の場合
はやはり難しさが残るだろうな、という感は持った。

cf. 『論文捏造』

* チャーリー・ウィルソンズ・ウォー [movie]

テキサス州選出の下院議員Charlie WilsonとCIAが主導した、ソ連のアフ
ガニスタン侵攻への対抗勢力に対する増援の様子を描く。

当時の機密作戦のひとつで20年後に明らかになった史実に沿って、かなり
忠実に描いているとのこと。そのためか、物語としてはかなりストレート
な展開で、逆に面白みに欠けるような印象もあった。
というか、コメディーに近い展開かと思って観たので、シリアスなストー
リー展開についていけなかったという印象のほうが強い。。。

とってつけたような、9/11以降のアメリカによるアフガニスタン侵攻以降
の現状からすると、かなりきわどい内容もあるが、そういった皮肉な面は
省略されている(商業的な配慮からか?)。

あとから、ウィキペディアを見てみたら、実名で実在の人物を登場させて
いたことに、ちょっとびっくり。主人公役のトム・ハンクスと実際の議員
もかなり似た雰囲気だし…。
cf. http://en.wikipedia.org/wiki/Charlie_Wilson