週末の学会往復の疲れが抜けず、だるさが残る。
風邪かも…。
論評の難しい本だが、2ちゃんねるを長年運営している著者が思うことが
らが、多方面に渡って書いてあるエッセイ。
特に、インタネット上で展開されるサービスの現状と今後、社会との関連
といったことがらには、筆者独特の考え方と肝の座った論評がなされてい
る点で興味深い。しかし、口述筆記という文体上の特徴もあり、議論全体
はそれほど緻密なものとなっておらず、言いっぱなしという印象も受ける。
まあ、そのあたりがこの本と著者の魅力でもあるのだろうけど…。
その「いいかげんさ」を許容できるか否かが、この本の評価と直結しそう
な気はします。
ちなみに、私には合わないのだろうなあというのが正直な感想です…。