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まさおのChangeLogメモ / 2008-05-06

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2008-05-06 Tue

* 下天は夢か [book]

津本陽による、織田信長の生涯を描いた時代小説。

前から一度読んでみようとおもいきや、GWの帰省時のためにまとめて読ん
でみた。

独特の名古屋弁そのままのセリフまわしが印象的で、ちょうど帰省先での
方言と類似した部分もあり、工夫のあとを感じた。

中盤あたりから史料からの引用が多用される文体になり、性格描写やセリ
フまわしによる展開なども減ったため、小説そのものとしてのおもしろみ
は薄れるような印象を受けた。最後の本能寺についてもかなり淡白な描写
でほとんどあっけないような幕切れで、やや残念。

巻末の著者解説などを見ると、日経新聞での連載小説として書かれたとの
ことで、かなり苦心したとの著者の弁。
上記の印象も、連載小説ならではの余裕のなさからくるものか。。。
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