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まさおのChangeLogメモ / 2008-05

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2008-05-31 Sat

* 今月読んだ本

年度末からの反動で、連休中から読書の時間を取るように意識していたの
で、積読状態のものに手が出せるところまでいった。。。

14冊:
[2008-05-02] イノベーションのジレンマ
[2008-05-06] 下天は夢か
[2008-05-07] クライマーズ・ハイ
[2008-05-08] 妻たちの二・二六事件
[2008-05-09] 名前と人間
[2008-05-10] 図書館革命
[2008-05-13] 効率が10倍アップする新・知的生産術
[2008-05-14] おもてなしの経営学
[2008-05-19] 名前と社会
[2008-05-20] 1421
[2008-05-22] マッハの恐怖
[2008-05-28] Olive's Ocean
[2008-05-29] 半落ち
[2008-05-31] Sweet Sixteen Princess

Referrer (Inside): [2009-01-03-1]

* sloggerバグ

バックグラウンドロードのタブを取れない問題:
→ 「window._content.document」をつかってしまっている。。。

これは、http://developer.mozilla.org/en/docs/DOM:window によると:

Returns a reference to the content element in the current window. The variant with underscore is deprecated.

とのことなので、確実に現在のウィンドウの表示エリアのみを指している。

これに対処するには、
http://developer.mozilla.org/en/docs/Code_snippets:On_page_load
にあるように、

var doc = aEvent.originalTarget; // doc is document that triggered "onload" event

といった処理を加えないとダメ!!

* Sweet Sixteen Princess [book]

ここ3年くらいかけて読んでいる『プリンセス・ダイアリー』シリーズ。

前回読んだのはシリーズ7作目[2008-01-11]で、今回のはその7作目と8作目
の合間に位置する7.5作目(のはず)。

今回はMiaの16歳の誕生日がテーマで、相変わらずのどたばたという展開。

米国では16歳が運転免許を得られる年齢ということで、思春期からの区切
りの年齢という意味合いが大きいらしい。。。
作中でも、法的にセックスが許される年齢になるという表現が出てきた…。

あとは、作品中でも、Miaが著名な存在になったという設定にしてしまっ
ているので、かなり先々への展開が苦しくなってきている気もする。

あと、最後のあたりで、王室付き合いの中でプリンセス愛子がお気に入り
として唐突に挙げられているのは、よく分からないが。。。

* Google favicon

大文字のGじゃなくって、小文字のgの方に変わってる。。。

ちょっと違和感あるかも。。。

(追記)朝起きたら、もとに戻っていた。。。なんだったんだろ???
Referrer (Inside): [2009-01-11-3]
Referrer (Inside): [2008-05-31-4]

2008-05-30 Fri

* URL memo

- トップページ - tenmads.com: delicious users
「天窓は複数のコンピュータのディスプレイを統合、 共有するソフトウエア」「マルチマウス環境機能も搭載」
- Using keyword searches - MozillaZine Knowledge Base: delicious43 users
mozcharset=charset
Referrer (Inside): [2008-10-18-1]

2008-05-29 Thu

* 最高の人生の見つけ方 [movie]

http://wwws.warnerbros.co.jp/bucketlist/

余命半年を宣告された男二人が、心ゆくまで人生の最後の瞬間を楽しもう
とする物語。

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンという名優による共演だっ
たので面白そうだと思い、見てきた。

それなりに良かったが、少し微妙な感じもあった。
おそらく二人の豪遊の旅を出すために、家族との物語など、クライマック
スとなるべき部分が削られたのではないかという印象。
あまり感動するようなものにもならなかったのが意外。。。

* 半落ち [book]

アルツハイマー症の妻を警部が絞殺した事件という設定で、殺害後の「空
白の2日間」の謎を追うミステリー。

先日[2008-05-07-1]読んだ『クライマーズ・ハイ』と同じ著者つながりと
いうことで読んでみた。

オチはかなり強引だが、取調べを行う警視や検察、新聞記者、裁判官と、
それぞれの物語とからめて、うまく進めている。
Referrer (Inside): [2008-05-31-4]

2008-05-28 Wed

* Olive's Ocean [book]

12歳の少女が、生や死、人生について考える一夏の経験を描いた物語。

平凡なようでいて、狭い世界でもがく思春期特有の雰囲気が良く出ている。

ただ、個人的には苦手な文体で、読み辛かった。。。
Referrer (Inside): [2008-05-31-4]

2008-05-27 Tue

* URL memo

- 気象庁 | 平成20年報道発表資料: delicious1 users
気象庁とXMLコンソーシアム「気象庁防災情報XML フォーマット」についてのご意見を募集
- 研究者になるには: delicious4 users
- TimesMachine - New York Times: delicious868 users

2008-05-26 Mon

* 今日のサイクリング

扇大橋まで往復。

・走行距離: 14.08km
・走行時間: 0:44:26

昨日のサイクリングで体のリズムが戻ったのか、意外なほど体が動いた。
走りだす前まではかなり疲れた感覚があったのだけど…。

2008-05-25 Sun

* ナルニア国物語 第2章 [movie]

http://www.disney.co.jp/narnia/

『ナルニア』シリーズ第2弾。

原作を読んだのはたぶん20年くらい前なので、忘却のかなただけど、昨年
第1章にあたるものを観たので、せっかくだから…という感じで観に行っ
てきた。

戦闘シーンがとても多く、子どもたちがたたかう戦争シーンというのは、
正直きつくて、正視に耐えない気がした。楽しい娯楽作とは言い難い。
特に今回は人間同士による戦争なので。。。
(前回は魔女相手だったから…というのは魔女差別かしらん。。。)

* 今日のサイクリング

扇大橋まで往復。

・走行距離: 15.68km
・走行時間: 0:56:45

雨や学会などでしばらくお休みしていたので、若干へばり気味で、踏む力
が入らない感覚があった。。。

* 情報知識学会・理事

総会での承認があるまで特に書かなかったのですが、昨年度おこなわれた
情報知識学会の役員選挙において、理事に選出されました。

任期は2年だそうです。どこまでできるかわかりませんが、これも何かの
縁ですので、力の及ぶ範囲で働かせていただこうと思います。

* 情報知識学会・年次大会研究報告会

昨日、今日と毎年恒例の情報知識学会の春の研究報告会でした。

「Web情報探索における視線データの予備的分析」というタイトルで発表
しました。昨年からやっている共同研究でのネタですが、このグループで
の研究内容を外部で発表するのは初めてでしたので、少し緊張しました。

スライドは以下に置いておきました。
../pub/2008/jsik2008-slides.pdf
予稿の方もJ-STAGEでそのうち公開されると思います。
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/jsik/-char/ja

反省点としては、なにより序盤のイントロのところで、事前準備の段階で
話さないことにしていた説明をしはじめてしまって、時間が2分ほどオー
バーしてしまったこと。
ほかにも、若干言い間違えた箇所があったりで、発表そのものは微妙なと
ころでした。やはり準備をもう少しはやく始めないとだめですね、とあら
ためて反省をしつつ…という感じです。

なお、別件ではあるが、ARGの岡本さんが折りよく、プレゼンテーション
の心構えについて、かなり踏み込んだ発言をしていたので、肝に銘じたい:

こと個別の研究発表やパネルディスカッションの前の個別報告では、時
間厳守は絶対的なことと思う。与えられた時間内で自分が語るべきこと
を語りきれる自信、あるいは語りえないことを切り落とす勇気と準備が
ないのであれば、そういう人は発表や報告をすべきではない……。と言っ
てしまうと身も蓋もないので、せめて、こう言いたい。発表する以上は
何度でも予行練習を、と。
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080525/1211727053

内容的にも予備的な報告でしたので、物足りなく思われた方もいたかもし
れません。次はもう少し本格的な内容に踏み込んだ話をしたいと思ってい
ます。

あと、当日は自分の発表をビデオに撮ってみました。発表の様子をビデオ
で撮るのは実は初めてでしたので、面白かったです。YouTubeに置いてみ
ようかと思ったのですが、他の参加者がかなりの程度写り込んでしまって
いるようだったので、すなおにあきらめました。まあ、研究データなどが
著作権等にかからないようなものの場合、次世代学術コミュニケーション
と称して、ああいったサイトを活用してみるのはアリかもしれませんね。

2008-05-23 Fri

2008-05-22 Thu

* マッハの恐怖 [book]

1960年代に連続して発生した航空機事故を題材としたノンフィクション。

当時、NHK記者であった筆者が垣間見た事故現場や遺族などの事故関係者
の様子だけでなく、事故に迫る調査委員会や、その葛藤を描いている。

筆者の関心は、事故そのものもさることながら、急速に進展する技術革新
に対する社会や人間の哲学といった側面をとらえようとする姿勢にあり、
とても興味深く感じた。

先日[2008-05-07-1]読んだ『クライマーズ・ハイ』からの航空機事故つな
がりという感じで続けて読んでみたが、やはりノンフィクションの迫力は
癖になる気がする。。。

* 今日のサイクリング

江北橋まで往復。

・走行距離: 12.23km
・走行時間: 0:43:56
Referrer (Inside): [2008-05-31-4]

2008-05-20 Tue

* 1421 [book]

1421年の中国・明の鄭和による海洋大遠征は、全世界へとその船を進め、
地図を作り、作物・家畜を交換し、入植地を築いたという説を唱える本。

副題に『中国が新大陸を発見した年』とあるとおり、これはコロンブスら
の大航海時代の探検家に先立つこと半世紀近くあり、西欧の冒険家たちは、
明船団による成果を元に探検を進め、「新大陸の発見」も既に鄭和船団の
一部により遂げられていたと述べている。

さらに、新大陸のみならず、南極・北極域にまで遠征は及び、詳細な地図
製作術により、たとえば有名なピリー・レイス地図などにその痕跡を残し
ているとの斬新なアイデアも披露している。

著者は元イギリス海軍の潜水艦乗りで海の航法といった面から考察を進め
るという独特の発想は興味深い。

その一方で、史料の扱いに関してはかなり粗雑な印象…。エビデンス抜き
にかなりの独断で論を進めている箇所も目につく。
そういう意味では、素人なりの斬新な解釈により、大胆に物語として織り
あげたという点が、この本のもっとも興味深いところじゃないかと思う。

なにより、当時の壮大な風景を描くことには成功しているように思う。
おもわず書店の店頭で手に取ってしまったのも、その大胆な論調だったか
らで…。

また、コロンブスらに代表される西欧による「発見」という定説となって
いるものに先立つ、中華帝国による「発見」を対比させているため、中国
による当時の技術力などを西欧のそれと比べて、スケールあるものとして
描く反面、西欧・中国以外における航海術やその可能性について記載が薄
いのは若干残念で、あくまでも、筆者の関心の中心は、コロンブスらの大
航海時代との対比にある点に留意が必要そうな雰囲気。。。
特に、アラビアやオセアニア地域における交流の様子にも考慮が必要なん
じゃないかなあという気はする。
Referrer (Inside): [2008-05-31-4]

2008-05-19 Mon

* 名前と社会 [book]

社会における人の名前の位置付けについての論考集。
家族史学会のワークショップの報告をもとにまとめたものらしい。

内容は人類学の観点からの報告が主体となっていて、日本をはじめ、中国、
韓国、イヌイットなどの比較人類学的な論考にくわえて、法制度などの観
点からの論考もおさめられていた。

とくに、近世日本から近代にかけての名前制度の変遷は、われわれの現代
日本の名前制度につながるものであるので、興味深かった。つまりは国家
が規定する名付け文化の変遷であり、伝統社会の文化が消えたり、変容し
ていく様子がまざまざと述べられていて、近代以降の名前文化がかなりの
程度、国家の手による恣意的な運用の中にある所産であると実感した。
これが単なる日本固有の事象ではなく、全く異なる文化にあるカナダのイ
ヌイットたちでも同様の傾向はあるなど、比較人類学特有の観点から、様々
な名前・名付け文化について考えさせられる。

いずれにしろ「人の名前とは何か?」という本質を考えるには、ちょうど
良いものだったと思う。

『人名の世界地図』[2008-04-15-1]、『名前と人間』[2008-05-09-2]と読
んできた人名関連書のなかでは、もっとも専門的な内容で参考になった。
Referrer (Inside): [2008-05-31-4]

2008-05-18 Sun

* 今日のサイクリング

四ツ木まで往復。向島にて休憩。

・走行距離: 35.06 km
・走行時間: 1:53:16

2008-05-17 Sat

* プロ野球観戦

巨人vs広島(8回戦)を東京ドームにて観戦。

東京ドームはなにげに二度目。
前回は新庄がいたころの日本ハムvs巨人の交流戦を外野の立ち見で見た。
そのときは、立ち見がちょっときつかったのと、外野の熱狂的な応援団の
そばはあまり楽しくなかったのとが難点だった。

そこで今回は内野指定席(3塁側)で見ることにした。
やはり近いと迫力があって良い感じ。

なにより試合展開が追いつ追いつかれつの二転三転する展開だったので、
非常に楽しめた。

3塁側は広島側の応援団が近いこともあって、9回2アウトから同点に追い
付き、延長10回に栗原のホームランで勝ち越したときは、もうお祭り騒ぎ。
勝っているチームの応援団のそばが楽しいというのはあるのかも…。

ジャイアンツでは阿部慎之介が大当たりだったけど、それ以外の選手が、
ほとんどつながらず、苦しそうな展開。。。

巨人先発のグライシンガーに2回までに50球投げさせるとか、終始、広島
伝統のいやらしい野球が目につく勝利だったような気がします。今年の広
島は調子が良いので、いまの巨人の体たらくだと、このまま夏くらいまで
は広島が先行してしまいそうな勢いですね。

9回のクルーン登板で投球練習からの観客のざわめき具合とか、逆に10回
に門倉が出てきたときの広島側の歓迎とか、広島・前田が打席に立つたび
の掛け声・拍手の人気とか、テレビ観戦だけでは分からない独特の楽しさ
がある気がする。

* 今日のサイクリング

堀切橋往復。

・走行距離: 31.45 km
・走行時間: 1:43:11
Referrer (Inside): [2008-06-08-1]

2008-05-16 Fri

* 今日のサイクリング

・走行距離: 20.1 km
・走行時間: 1:09:52

* putty-0.60+"unexpectedly disconnected..."

手元では PuTTY 0.58 (jp) をつかっているのだけど、最新版の 0.60 に
上げると、手元のSSHサーバ(Openssh-5.0p1)に接続しようとしてもエラー
になって、接続できない。

イベントログを見ると:

2008-05-16 15:08:30 Looking up host "xxxx"
2008-05-16 15:08:30 Connecting to xxx.xxx.xx.xxx port 22
2008-05-16 15:08:30 Server version: SSH-2.0-OpenSSH_5.0
2008-05-16 15:08:30 We claim version: SSH-2.0-PuTTY_Release_0.60
2008-05-16 15:08:30 Using SSH protocol version 2
2008-05-16 15:08:30 Doing Diffie-Hellman group exchange
2008-05-16 15:08:30 Doing Diffie-Hellman key exchange with hash SHA-256
2008-05-16 15:08:30 Server unexpectedly closed network connection

となっていて、Diffie-Hellman鍵交換の途中でエラーになっている模様。

とりあえず、PuTTY の接続設定の方で、「SSH / Kex」で鍵交換アルゴリ
ズムを、「Diffie-Hellman group exchange」が先頭になっているのを、
「Diffie-Hellman group 14」が優先されるように変えると、接続は通る
ことが判明。
(あんまり解決になってないが…)

sshd の側でもいろいろ設定を変えたりしたけど、接続できない状態は変
わらず、原因もわからず。。。

とりあえずメモ。

2008-05-15 Thu

* 今日のサイクリング

・走行距離: 17.8 km
・走行時間: 1:06:11

2008-05-14 Wed

* おもてなしの経営学 [book]

IT・ソフトウェア産業における経営戦略の差といったものを、様々な角度
から述べている。

著者はマイクロソフトでWindowsやInternet Explorerの基本設計に関わっ
た技術者で、現在はUIベンチャー企業を運営している。

著者は「User Experience」の新しい訳語として「おもてなし」を提唱し
ていて、前半では「おもてなし」をキーワードとして、新しい技術革新や
サービスの提供が、革新的なユーザ体験をもたらすことの意義を解説して
いる。
「おもてなし」の視点による解説は興味深いが、前半の記事のうち半数く
らいは著者のブログからの抜粋で、かなり断片的で、考察結果の提示とい
うよりは単なる仮説の提示といった趣き。。。
著者のブログを読んでいたので、逆にあまりおもしろく感じられない。
cf. http://satoshi.blogs.com/

後半は、古川氏や望田氏との対談記事から構成されているが、古川氏との
対談が意外と面白かった。
特に、1980年代のアスキー時代からの昔話では当時のコンピューティング
環境でのエキサイティングな前進の様子がうかがえ、1990年代のマイクロ
ソフト内部での戦略についての裏話が興味深かった。
Referrer (Inside): [2008-05-31-4]

2008-05-13 Tue

* 効率が10倍アップする新・知的生産術 [book]

知的生産性を上げるための方策として主に5つの方針をあげて、それぞれ
の技法を解説。

ノートPC・無線LAN環境をつかい、Googleメールといったデジタルツール
を前提とした知的生産の技法や、万歩計や体重測定器をつかった体調管理
など、現在の先端的な技術を活用した生産性向上のための著者自らの工夫
を述べているのが特徴的。

記述は明確で、例も豊富で分かりやすい。
参考文献がその都度あがっている点も良い。
エキスパートによる「フレームワーク」を使った情報のまとめかたなどは、
とても参考になる。
あと、「本の執筆は自己実現」という言葉は、それを果たした人ならでは
の印象深いものを感じた。

研究業で必要とされる問題解決のスキルは、著者の言う知的生産そのもの
なのか、普段に自分が無意識におこなっている情報行動を言語化されてく
るような感覚も一部でおぼえた。

多々ある提案のうち、自分があまりやっていないことで意識したほうがい
いかなあと思ったのは、人脈作りのあたり。もう少し積極的になってみる
のもよいのかなあ。
英語学習も最近はさぼっているので、再開したほうがよいかも…。
あと携帯端末も良いものを買ってみると良いかも(金を惜しまず…)。
禁酒はやる気にならないので却下だけど。。。

なお、解説している対象は、単なる情報利用のためのツールという観点だ
けではなく、生活・健康管理まで多岐にわたる。このため逆にながめてい
て気になったのは、「何のための生産性向上か?」という点。著者自身は、
情報アナリストという職務上の要求と、ワーキングマザーとしての制約が
いやおうなく徹底的な生産性向上をめざすキッカケになったと述べている
が、逆に言えば、そういった環境に無いのであれば、なにゆえ知的生産性
を向上することが必要なのかという観点は個々の環境において考えなけれ
ばならない点であるように感じた。

これは結局のところ「人生の目標」に何をおくのか?という疑問だろう。
これをきちんと消化しないと意識的な生産性向上という課題には取り組み
づらいのではないかなあと感じた。
個人的にはこの問題が単なる優先順位を付けるような話でよいのか、そう
ではないのか、うまく消化できなかった。検討すべき課題であるのは確か
だが…。

なお、対象としている読者は職業人を対象としているようだ。
特に金銭感覚についての解説はかなり無理があるように思う。5000円以内
の本は飲み会に行ったと思って、迷わず買えというようなアドバイスは、
学生さん相手には非現実的だろう。このあたり、学生のころの自分が読ん
だら、違和感を抱くであろう箇所が多々。。。
まあ、こういった価値観の部分は、すんなり共有できるようなものならば
苦労はしないのだろうが。。。
Referrer (Inside): [2008-05-31-4]

2008-05-12 Mon

* 初ディズニーシー

GW明けの空いている時期を狙って、気分転換に遊んできた。

ディズニーランドのほうは大学時代に何度も行っているのだけど、ディズ
ニーシーは初体験。

天候はあいにくの曇り空で、冷たい風が強く吹き、小雨も降りそうなほど。
いちおうジャンバーを着て厚着をしていったが、パレードなどの観賞では
冷えてしまって、なかなかつらい感じ。薄着で来ていた人などはあちこち
でショップで売っているタオルケットなどを買って、それをはおっていた。

まあ天気が悪いのもあってか、全体にすいていて、ほとんど並びもせずに
アトラクションにそのまま乗れたのは良かったが…。

あと、アルコール飲料も置いているというのも、寒さで飲む気にそれほど
ならずであまり経験せず。。。
ただ、アルコールが置いてある影響もあってなのか、舞浜駅付近で大量に
見かけた修学旅行生はまったくディズニーシーの方にはいなかったのが、
良かった。。。

ショーを中心に見てまわったが、池をつかったショーだと、水上スキーや
炎をふんだんに使ったアクションがなかなかに迫力があって良かった。

2008-05-11 Sun

* 手帳

高校卒業のころに、大学生活に備えて買った手帳のとめる革の部分がぼろ
ぼろになって寿命のようなので、買い替えを検討中。

長いあいだ使ったので、おなじモデルにしようと思って、手帳の表表紙に
書いてるメーカ名とおぼしき「ENXS」というキーワードでググってみたら、
中古などのオークションサイトがヒットするくらいで、公式サイトがヒッ
トしないなあと思っていたら、どうやらこのブランドを製作していたベニ
ス社というところは2001年ごろに倒産していたらしい。
うーん、残念。。。
cf. http://www.geocities.jp/cobaltblue21jp/diarybrand.htm

* バベル [movie]

死と生、子どもの性といった問題を主軸に、モロッコ、日本、メキシコの
3ヶ国それぞれで人間模様を描いた作品。

泣ける映画とかいうのとは対極にあるものの、不思議と心を揺さぶられる
映画。

サスペンスの一種だろうが、トリックで魅せるのではなく、単純に家族の
肖像を描いていて、事件や事故に巻き込まれるほかは、それぞれの日常を
淡々と描いているだけなのだけど…。
ドキドキさせられる。

また、映像としては、日本における日常の描写が信じがたいほど、自然な
ものとなっていて驚いた。邦画でもここまで東京の日常を切り取った映像
は見たことが無いとおもうほど、自然な作り。かなり時間をかけて撮影を
していった様子なので、そのたまものかと思う。
というか、途中まで日本ロケは全編を日本人監督が撮っていたのかと思い
きや、クレジット見ていても出てこなかったので狐につままれた気分…。

2008-05-10 Sat

* 図書館革命 [book]

『図書館戦争』シリーズ4作目。完結編。

良化法の影響が作家にまで及ぶというストーリーをもってきたが、今まで
のシリーズ内の流れからすると、かなり強引なラブコメの展開のように感
じた。
ベタなライトノベルの雰囲気全開で、やや苦手な雰囲気だった。

図書館の存在はこれまでのシリーズ中でもっとも薄く、図書隊を舞台とな
る必要もなさそうに思う。

エンディングにもっていく影響なんでしょうか。。。
Referrer (Inside): [2008-05-31-4]

2008-05-09 Fri

* 名前と人間 [book]

先月[2008-04-15-1]に読んだ「人名の世界地図」の記述がどうにも中途半
端だったので、その参考文献として挙げられていた本を読んでみた。

前半は、言語学的観点から固有名詞と普通名詞の意味(セマンティクス)
といった話題に触れ、後半では一転して名前学 onomatology という観点
から見た、諸言語におけるオトと名前の意味について述べている。終盤の
方はかなりおもしろおかしくエッセイ風のノリになっているが。。。

人名の例としてモンゴル語、ロシア語などを中心に取り上げているのが、
特徴とおもえる。

* 情報知識学会年次大会(20周年記念大会)

Mixi内にて広報したので、同様の内容をこちらにも載せておきます。



毎年恒例の春の情報知識学会年次大会のお知らせです。

今年はとくに学会創立20周年ということで、23日には印刷博物館にて、記念講演とレセプションが行われます。
会員向けには「20年分の学会誌バックナンバーをPDFにまとめたCD-ROMの無料頒布」、「記念レセプションへの学生会員参加無料」という特典があるそうです。
(当日入会申込での特典ゲットも可能とおもいますので、お問い合わせくださいませ)

ぜひお誘い合わせのうえ、ご参加ください。


【開催日程】 2008年5月23日(金)〜24日(土)
【会場】
5月23日(金) 印刷博物館(最寄り駅:飯田橋)
5月24日(土) 慶應義塾大学三田校舎(最寄駅:田町,三田)

【プログラム】
▽5月23日(金) 印刷博物館▽
10:00〜 受付開始
発表(1) 10:30〜
   知識表現としての説明の仕方の分類-国語辞典と生物教科書からの検討-
    ○堀田久貴, 野條浩亮, 真栄城哲也, 中山伸一(筑波大学)
   古典籍書誌情報におけるキーワード検出手法
    ○村川猛彦, 山中克真(和歌山大学), 宇都宮啓吾(大阪大谷大学), 中川優(和歌山大学)
   デジタルネットワークにおける歴史的人名・組織情報の現状とその利活用モデル
    研谷紀夫(東京大学)
昼食 (印刷博物館の概要説明・見学と昼食)
発表(2) 13:30〜
   共同研究の推薦のための協調フィルタリング
    ○堀幸雄, 今井慈郎(香川大学), 中山堯(神奈川大学)
   解析可視化技術のビブリオメトリックスへの適用の可能性
    ○西田正, 植松利晃((独)科学技術振興機構)
20周年記念講演 14:45〜   「情報知識学の世界」
   樺山紘一(印刷博物館館長)   「印刷文化と情報知識学」
   岩田修一(東京大学大学院教授) 「データと情報知識学」
   細野公男(情報知識学会会長)  「情報、知識との関わり方ー情報知識学の今後」
記念式典     17:10〜17:45
記念レセプション 18:00〜19:30

▽5月24日(土)  慶應義塾大学三田キャンパス西校舎▽
発表(3-1) 10:00〜
   国内雑誌における海外からの投稿パタンの分析
    ○孫媛, 柿沼澄男, 西澤正己, 根岸正光(国立情報学研究所)
   日本の論文誌や科研費における研究組織の協力体制や動向の可視化
    ○西澤正己, 孫媛, 柿沼澄男(国立情報学研究所)
   ISIデータベースにおける論文の『引用力』による交付金・補助金の大学別配分シミュレーション
    根岸正光(国立情報学研究所・総合研究大学院大学)
発表(3-2) 10:00〜
   知の構造化を探求する
    福永征夫(アブダクション研究会)
   書評を用いた図書に対する感性パラメータの自動設定
    原田隆史(慶應義塾大学), 江藤正己(亜細亜大学非常勤), 高柳知世(東京海上日動)
   アクセスログに見る電子図書館利用の傾向
    ○宇陀則彦,伊藤宏美,松村敦(筑波大学)
総会   11:30〜12:00
発表(4)  13:00〜
   語の関連性に着目した辞書リーディングシステム
    ○松村敦,末次美央,宇陀則彦(筑波大学)
   人工物のオントロジー構築と学術論文からの因果関係抽出への応用
    梶川裕矢(東京大学)
   Web情報探索における視線データの予備的分析
    ○高久雅生(情報・システム研究機構), 寺井仁(名古屋大学),江草由佳(教育政策研究所), 齋藤ひとみ(愛知教育大学),三輪眞木子(メディア教育開発センター), 神門典子(国立情報学研究所)
   モジュラリティに基づくリサーチフロントと学問の階層構造の分析
    ○武田善行, 梶川裕矢(東京大学)
   材料分野の数値データ解析用数式をXML形式化する際の問題点
    ○芳須弘, 原田幸明, 藤田充苗(物質・材料研究機構), 芦野俊宏(東洋大学)
   特許技術情報と科学技術文献情報の統合検索システムの開発
    ○甲田彰, 森田歌子((独)科学技術振興機構)
   人文社会系学術雑誌・紀要の電子化状況
    時実象一(愛知大学)
理事会   17:00〜

学会サイト: http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsik/
研究報告会案内: http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsik/kenkyu.html
Referrer (Inside): [2008-05-19-1]

* REXMLにおける非整形式コメントパースのバグ

コメント中の「--」という文字列は、SGMLでコメントの区切りを意味して
いたという歴史的理由により、XMLではその使用が禁止されているため、
パーサがエラーとする必要がある。

ところが、REXMLはこの形式のコメントエラーには対応しておらず、non
well-formedになっているXML文書をきちんとエラーとせず、そのまま処理
してしまうバグがある模様。
Referrer (Inside): [2008-05-31-4]

2008-05-08 Thu

* URL memo

- eTBlast > Home: delicious76 users
- Deja vu: Medline duplicate publication database: delicious users
- SciVee | Make Your Research Known: delicious1635 users
- Net::SSH Software Suite: delicious97 users
Net::SSH is a Ruby library for programmatically communicating with remote servers via the SSH2 protocol.
- IdeoType: A Book Compiler: delicious21 users

* 今日のポタリング

都市農業公園まで往復。

・走行距離: 7.0 km
・走行時間: 0:29:19

ちょっと寝不足気味。。。

* 妻たちの二・二六事件 [book]

昭和を代表するクーデター事件、二・二六事件に関わった当時の青年将校
の家族に注目し、21名の決起者のうち、14名の未亡人たちのその後の人生
までを描いたノンフィクション。

遺書や手紙、当事者らの証言を通じて、個々の家族たちの絆や人生が垣間
見える。

この本のもっとも良い点は、著者自らの政治的な立ち位置や主張を排して、
徹底して家族や一人の女性の物語を描いている点。

戦前・戦中・戦後を通じて、逆賊/クーデター犯として刑死した者たちの
遺族にも、厳しい人生が待っていたことがよく分かる。とくに、新婚や、
子どもが産まれたばかりの者も多く、その後の人生はかなり過酷だったよ
うだ。

その点、青年将校たちの甘さ、流されてしまった弱さが際だつものとなっ
ている。
(結局、彼らがもっとも訴えたかったはずの軍上層部が彼らの行動を都合
のよいように軍部勢力の拡張に利用してしまったのも、かなり皮肉なもの
として描かれている…)
Referrer (Inside): [2008-05-31-4]

2008-05-07 Wed

* 今日のサイクリング

北浦和経由、秋ケ瀬公園、荒川サイクリングロード、高島平。

・走行距離: 43.7 km
・走行時間: 2:55:26

GW明け直後ということもあって、サイクリングロード上の人たちはまばら。

北浦和公園から秋ケ瀬公園まで、サイクリングロードがあるとの情報をも
とに、その印象を見てこようと行ってきたものの、自転車道としては全然
ダメ。走りづらい、ただの歩道が続くだけだった。。。

荒川サイクリングロードからの休憩地点として、高島平経由で西台デニー
ズに寄ってみた。あのあたりはあらためて地図を見なくても、どんな店が
あったかのおおまかな印象を体が覚えている感じ。

* クライマーズ・ハイ [book]

日航機墜落事故を題材に、主人公の地方紙記者が山と事故取材に抱く思い
を描く小説。

素晴らしい出来。

なにより日航機墜落事故の当時の様子がありありと伝わってくる。

私自身でも読みながら、岩手の祖父母の家でのんびりで夏の甲子園大会を
テレビ観戦しながら、緊急速報とニュースの異様な口調に緊張を感じた、
あの夏の日を思い出した。
圧力隔壁という言葉のとびかう、HNKスペシャルのあの放送を思い出した。
兄のいない、あの夏の日を、思い出した。

解説・著者紹介によれば、著者は当時の群馬地方紙の記者となっており、
舞台設定そのままの現場を垣間見たものと思われる。

著者の総決算といった雰囲気を感じた。
Referrer (Inside): [2008-05-31-4]

2008-05-06 Tue

* 下天は夢か [book]

津本陽による、織田信長の生涯を描いた時代小説。

前から一度読んでみようとおもいきや、GWの帰省時のためにまとめて読ん
でみた。

独特の名古屋弁そのままのセリフまわしが印象的で、ちょうど帰省先での
方言と類似した部分もあり、工夫のあとを感じた。

中盤あたりから史料からの引用が多用される文体になり、性格描写やセリ
フまわしによる展開なども減ったため、小説そのものとしてのおもしろみ
は薄れるような印象を受けた。最後の本能寺についてもかなり淡白な描写
でほとんどあっけないような幕切れで、やや残念。

巻末の著者解説などを見ると、日経新聞での連載小説として書かれたとの
ことで、かなり苦心したとの著者の弁。
上記の印象も、連載小説ならではの余裕のなさからくるものか。。。
Referrer (Inside): [2008-05-31-4]

2008-05-02 Fri

* イノベーションのジレンマ [book]

技術革新によるイノベーションに対して企業経営はどのようにあるべきか
を考察した本。

副題に「技術革新が巨大企業を滅ぼすとき」とあるとおり、産業構造その
ものを変容させるような技術革新に実績ある企業が対応できずにおちぶれ
ていくのはなぜか、その理由を探っている。

要点だけつまんで言えば、「技術予測とマーケティング戦略にもとづく正
しい経営を行っているから」というのがその理由のようだ。

主にハードディスクドライブ業界を事例としてとりあげ、その技術革新の
激しさが企業淘汰を生んできたという通説を否定するとともに、破壊的な
技術革新と持続的な技術革新という2種類のイノベーションの差異と、産
業構造に内包されるバリューネットワークという構造がその謎を解く鍵で
あると論じている。
いずれもメインフレーム、ミニコン、パソコン、ノートパソコンといった
顧客・収益構造の変革を伴うイノベーションが起こったことにより、既存
顧客に束縛されていた既存企業が消えていったと、データに基づいて分析
している。

ある技術革新がその業界をどのように変え、古い技術との関係がどのよう
になるかを予測することは難しい。
それにどのように対処するかも含めて論じており、その論拠として膨大な
実データの分析を行っており、かなり説得的であり、かつ、刺激的な内容
だった。

まあ、言われてみれば単純な論理であるから、様々な業界に適用可能なも
ののようだ。読みながら脳裏に浮かんだのは、ユニクロのようなアパレル
ブランドで、その事業展開はまさに本書で述べられている、新規参入によ
るイノベーション企業の典型だろう。
おそらくは、Googleも。ただし、本書での展開はかなり製造業を意識した
展開であるため、Googleのような企業の破壊的イノベーションの成功に、
その論理を敷衍させるのはそのままでは難しいような感じも受けた…。
Referrer (Inside): [2009-01-03-1] [2008-06-20-3]
Referrer (Inside): [2008-05-31-4]

2008-05-01 Thu

サイクリング走行距離メーター
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