タイの長期滞在者として日本とのつながりを離れつつある若者たちの姿を
追った話。
バックパッカーのような旅行者とは違う形で現地滞在する若者が増えつつ
あるとの報告。家で引きこもるのではなく、外国で「外こもり」する若者
たちが増えているとの現状として、日本を離れてタイで暮らす若者たちの
背景と現状を描いている。
タイトルを見て、どちらかというとワーキングプアや雇用不安などの話題
かと思って読んでみたが、ほぼタイでの生活を含め半移住生活の実態が描
かれている。また、描かれた対象者も「若者たち」というにはやや年が上
で、タイトルには違和感を感じた。
(当たらずとも遠からずといった雰囲気ではあるが)
こういった現状があることを知らなかったので、そういう意味では面白かっ
たが、やや描写が暗いのは気のせいだろうか。あまり日本という土地にこ
だわる必然性は無いので、素直に日本を降りれれば良いだけの話だとおも
うのだけど。単に海外が難しいのであれば、国内に代替地をいくつか作っ
ておけばいいのかも…。