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まさおのChangeLogメモ / 2008-01-30

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2008-01-30 Wed

* ウェブ時代をゆく [book]

『ウェブ進化論』からはじまった著者の一連の著作シリーズの集大成的な
解説として読んだ。ウェブに代表されるIT化の進展から示唆される、現代
という時代の方向性と今後の社会のあり方を検討し、そのなかでの個人の
生き方を論じている。

これまでの著作では、ややもするとありきたりの話だと聞き流していた部
分が多かったが、「1975年〜2025年までの半世紀」をウェブ時代として、
大きな時代の変わり目に立っているものとして話を始め、時代性を中心に
据えたことで、今を生きるわれわれの手元に届く言葉となっているような
気がする。
なにより1976年生まれの私個人としては、本書で語られる時代とはまさに
自分が生きてきて、これから続いていく現在進行形の時代史なのだという
実感を迫ってくる感があり、自身の人生と時代感覚とを重ねながら素直に
感銘を受けることができた。それもあってか、福沢諭吉の言葉として紹介
している「一身にして二生を経るが如し」との言葉にも説得力を感じた。

一言でいえば、思いがけずエネルギーに満ちた本とでも言いたい。
ほかにも、「小さな奇跡」「新しい職業」といった独特の言葉や文体にも、
いろいろな思いのエネルギーがこもっているよう感じた。
5年後、10年後にもし続編が書かれるとしたら、どんな言葉でなにを語る
だろうか。そんなわくわくを感じさせるようなエネルギーを感じた。

* 翻訳記事 [website]

Tim Oreilyによる「Wikipedia: A community of editors or a community
of authors?」と題するブログ記事の日本語訳を公開しました。

../trans/2008/wikipedia_community_publishing.html

同時に、はてな人力検索にて翻訳文の添削を受け付けています:
http://q.hatena.ne.jp/1201698451

コメント等ありましたら、お気軽にどうぞ。

* Communications of the ACM, vol.51, no.1

CACMの新年号は、1958年創刊から50周年ということで「50th Anniversary
Issue」と題して特集が組まれている。

歴代編集長からの言葉や、歴史的な出来事やこれまでの執筆者などととも
に、これからの50年に向けての短いエッセイがいくつも掲載されている。

情報知識学会が20周年ということで「過去20年と将来の20年」という企画
をやりたいとか言っていたから、すこしは参考になるかな?

cf.
http://portal.acm.org/toc.cfm?id=1327452
http://www.acm.org/publications/cacm/

* HikiDoc 0.0.2 アップデートで判明した問題

・強調系インライン内がインライン展開されない(リンクなど)
→ パッチ作った
→→投げた[hikidoc:99]

・プラグイン正規化の正規表現にてかなり時間がかかる
→ +? で抑制可能

・空の dd 要素が出力される。
→ バグ?

(以下は運用でカバーする)

・プラグイン文法内でのチェックが厳格
→ opt: :plugin_syntax => Proc.new{ true },

・デフォルトでWikiNameが有効
→ opt: :use_wiki_name => false,

・デフォルトで画像リンクはインライン展開
→ opt: :allow_bracket_inline_image => false,

・xhtmlモードは HTMLOutput の初期化引数として指定するようになった
・to_html がクラス関数に変更された

* Google AdSense停止 [website]

昨年[2007-02-20]に導入していた、本サイト上でのGoogle AdSense広告は、
自身でもながめる機会がないし、クリックされることもほとんど無いよう
だし、無駄なトラフィックとなるだけのようなので、外すことにします。

なお、約1年間でのクリック回数は「48回」、収益額は「US$12.24」…。
Referrer (Inside): [2008-01-31-1]