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まさおのChangeLogメモ / 2008-01-24

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2008-01-24 Thu

* 情報検索の認知的転回 情報捜索と情報検索の統合

「JSIKメールマガジン」によれば、以前[2006-06-15]メモしていた
Ingwersen & Jarvelin本の翻訳が出たらしい。

しかも、翻訳は 細野・岸田・緑川 の3御大…。

結局原著のほうは後回しにしていて未読だったので、早々に読んでみたい。

* 大臣 [book]

菅直人が厚生大臣を務めたときの経験をもとに、内閣と大臣、官僚の関係
についての問題意識を提言したもの。

1998年出版だが、筆者の主張にある官僚支配政治については、現在でも変
わっていないように見え、大臣経験者としての実体験にもとづく主張には
説得力があるものの、肝心の解決策がやや曖昧、というか通りいっぺんの
もので、新味に欠けるように思う。
また、主張・提案の部分が主となっているため、中央の官僚が持つ独特の
価値観と世界観を垣間見るには、やや記述が弱く、退屈な記述が続くよう
な感じになっているのも残念。

* チーム・バチスタの栄光 [book]

大学病院内の人間関係と天才医師団の活躍を描くミステリー小説。

昨年のヒット作のひとつで、著者は現役の医師だということだが、近年の
大学病院内部の話題をおさえつつ、ストーリーや登場人物のキャラクター
も魅力があり、話題になったのもむべなるかなと感じた。
最後の展開はやや唐突といった雰囲気もあるけど、ミステリーの枠として
はこんなものか。逆に言えば、前半からの流れは無理にミステリーとしな
くてもよかったんじゃないかなあと思うくらい臨場感のある良い作品だと
思った。

個人的には、昔読んだ新潮社のミステリーシリーズに似た雰囲気の病院を
舞台にした作品に、似たように天才医師が出てくる話があった記憶があり、
そちらと対比させながら読みなおしてみたくなった。といっても10年以上
前のことだからうろ覚えだけど…。ちょっと検索した限りでは逢坂剛の
『さまよえる脳髄』(Amazon:4087476197)かな?
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