日本の政治体制をその成立経緯から現在の実態まで解説し、諸外国との比
較を加えたうえ、将来への提言までをまとめたもの。
大変に盛り沢山な内容ながら分かりやすい構成で、日本の政治体制そのも
のがどのような位置にあるか全体像をつかむ新書としては理想的な感じ。
ざっと拾い読みをするだけでも意外な発見がある感じ。
議員内閣制のあたりの解説については、先日
[2008-01-24]読んだ菅直人の
『大臣』と同様の論旨で、こちらは理論面からの裏付けといった感じ。
確かどこかのブログで紹介されていたので一緒に読むことにしたのだけど、
両方いっぺんに読んでみてちょうどよかった気がする。