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まさおのChangeLogメモ / 2009-07

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2009-07-30 Thu

2009-07-27 Mon

* URL memo

- 化学物質総合検索システム: delicious users
- 日化辞Web:JSTの有機化合物辞書DB「日本化学物質辞書」検索サービス 化学構造検索、名称検索: delicious8 users
- Data.gov: delicious3653 users
The purpose of Data.gov is to increase public access to high value, machine readable datasets generated by the Executive Branch of the Federal Government.

2009-07-26 Sun

* URL memo

- HCI Browser: delicious4 users
"The HCI Browser is a tool to help Human Computer Interaction and Information Science researchers conduct experiments that involve presenting web browsing tasks to users"

2009-07-22 Wed

2009-07-21 Tue

2009-07-20 Mon

* 新しい時代の共同研究の形式と手法

こう書くと笑われるかもしれないが、Web2.0時代には新しいツールが次々
と生まれ、今の時代の共同研究ではそれらをうまく活用して生産的な研究
活動を推進する方法論が必要となっているように感じる。
とくに、旧来型の単なる組織や機関の壁を越えたプロジェクト研究を推進
していくには、情報共有と緊密なコミュニケーションが欠かせない。共同
研究における新しい情報ツールの活用方法を共有することがわれわれすべ
ての利益となるはずだ。

CRES研究プロジェクト(*1)は2007年8月に最初の会合を持った。その前身
であるIRCEプロジェクトまでさかのぼれば、その一年前の2006年3月に最
初の会合を持ったのがその起源だ。IRCEプロジェクトは、当時、修士時代
の研究室同窓でひとりは情報検索分野に、ひとりは認知科学分野にと、まっ
たく別々の研究室を選び、博士課程で別の大学に進学した2名の若手研究
者が、お互いに現在は「情報検索」を題材として研究していることを知り、
せっかくだから情報交換しようと思って、メールのやりとりを始めたこと
に端を発した。
*1: http://cres.jpn.org/

最初の会合はまずは単に近況報告で終わり、研究の話もそこそこに居酒屋
に繰り出したが、2ヵ月後に名古屋で行った会合ではお互いの研究紹介を
行った。そこでは、お互いの研究の類似性と有用性とが見出されたため、
ぜひ継続的に勉強会なりで交流していこうというやり取りが行われた。

また、当時図書館情報学分野の講座に移籍したばかりだった、知り合いの
認知科学分野の若手研究者も、メンバーに加えた形で4名で勉強会を開き
たいという申し出があり、新しい共同研究者として、その一名を加わるこ
ととなった。名古屋からの帰りの新幹線の中で議論をしている中で、メン
バーが増えるのだから、と情報共有を思い立ち、まずはMLとWikiを立ち上
げたほうがよいかもしれない、ということになった。
その場で、以前に一度だけ使ったことの会ったQwikを使うことを決めた。
クローズドなコミュニケーションとお互いのやり取りが整理して残せる
Wikiとの融合形態がとても気に入っていたからだった。当時すでに、勉強
会で使った資料PPTや参照論文PDFをお互いに共有することが次の研究活動
につなげていく上で重要だと感じたからだった。

まだ会の名称すら決まっていなかったが、IR="Information Retrieval" +
C=Cognitive science + E=Evaluationといういくつかのキーワードを安直
につなげて、IRCEと命名した。命名についての議論をメールで了解するよ
りも早く、その名称でMLを立ち上げた。なによりもメールでのやり取りを
ログとして共有し、その共有された環境の中で新しいメンバーを迎えた議
論をしたかったからだ。

まずはメンバー登録だけを済ませた状態で、Qwikサイトを立ち上げ、共同
研究の会の性格をとりあえずのメモとして登録し、第1回打ち合わせの際
の議事メモをページとしておこした上で、メールを送り、資料を登録して
もらうよう頼んだ。すぐに返信があり、立ち上げておいたWikiに資料を載
せてくれた。
Qwik上のサイト

その後も、月に一度程度の例会のたびに、Wiki上に各打ち合わせ日程ごと
にページを立ち上げては資料や議事メモを書き込み、必要に応じてSkype
やYahooメッセンジャーやでのオンラインミーティングを重ねてきた。
また、研究成果となる研究発表に向けては、下書き用にGoogle Docsを使っ
て、ラフなドラフトを共同執筆しながら、清書・校正時にはLaTeXでのマー
クアップ原稿をCVSで版管理しながら使ってきた。これらの原稿や図版類
の最終版はCVS上またはWiki上の成果リスト上に載せておき、研究メンバー
全員が常にアクセスできるようにしてある。また、研究成果にとどまらな
い研究紹介のための、リーフレットやロゴ画像も同様にWiki上で共有する
ようにしている。

当初、Qwik上にすべての情報を集約して情報共有できるかと思ったが、残
念ながら、いまのところ、これらのプロセス全体の完全な集約は難しく、
必要に応じていろいろなツールを使っていかねばならない。とくに、Qwik
のアクセス権限の設定はQuickML由来の独特なモデルなので、MLにCcしな
がら外部のひとたちとコミュニケーションを取ることが難しく、別の外部
連絡用MLも立ち上げている。ちなみに、こちらのMLに流れたメッセージに
も常にアクセスできるようにするため、Webにアーカイブを同期するよう
設定しており、メンバーで共有している。
また、実験時に発生するビデオや行動ログデータは、大容量となる(80時
間、500GB程度のデータ量である)ため、サーバ上に置いてもネットワー
クアクセスに時間がかかってしまうため、ポータブルHDDにコピーして、
そのまま全員の手元でアクセスできるようにしている。

なお、以下はこの研究プロジェクトで3年間にわたって使ってきた情報共
有ツールである。いまなら、もうすこし良いツールが選べるかもしれない
が、参考までに挙げておく:

[コミュニケーション、情報共有、議論]
・Qwik
・Yahoo! Messenger (IME)
・Skype
・Google Docs
・Majordomo
・mhonarc

[データ共有]
・ポータブルHDD
・SSH(Linuxサーバへの遠隔アクセス)
・Qwik

[原稿執筆]
・Google Docs
・CVSバージョン管理ツール
・pLaTeX2e

[スケジュール管理]
・Qwik
・ちょー助

[外部広報]
・Pukiwiki
・Youtube
・Majordomo

※このような共同研究の内実を書こうと思ったのは、昨年10月のオープン
アクセスデーのセミナーでMyOpenArchiveの坂東さんに、プロジェクトに
おける共同執筆活動の現状を話したとき[2008-10-14-1]が最初の契機で、
そして、だいぶ時間を経て、先月の情報メディア学会でのARG岡本さんが
特別講演(id:arg:20090629:1246283123)の中で研究のプロセスの公開が
重要となってくるとの話を聞いたからだ。
ちなみに、先日のCSI報告会の感想[2009-07-13-1]のなかでも「情報共有」
をキーワードとして挙げたのは以上のような理由によるということを付記
しておく。
Referrer (Inside): [2009-08-23-3]

2009-07-19 Sun

* 今日のサイクリング

浮間まで往復。

・走行距離: 23.6km
・走行時間: 1:17:56

やはり一週間も運動しないでいると、心肺機能が落ちているようで、向か
い風だったせいもあって、かなりきつめだった。ややペース配分も分から
ずに飛ばしてしまった感もあり。。。

2009-07-13 Mon

* 平成20年度CSI委託事業報告会(コンテンツ系)

逐次報告は佐藤翔氏による詳細なレポートにお任せして、職場向け観点からだ
けど、注目点と感想の部分を抜粋で載せておく。



・報告者: 高久雅生
・開催日時: 2009年7月9日(木)、7月10日(金)
・参加会議名: 平成20年度CSI委託事業報告会(コンテンツ系)
・開催場所: 学術総合センター2階
・URL: http://www.nii.ac.jp/irp/event/2009/debrief/
・報告:

昨年度のCSI委託事業(機関リポジトリ構築支援事業)報告会として、全
国の大学図書館・大学共同利用機関法人が参加して、NIIにおいて報告会
が開催され、全国の大学図書館を中心として多数の参加があった。
以下では報告者およびNIMSでのリポジトリ構築に向けた観点から、発表の
傾向、注目された機関・発表について述べる。

<共同リポジトリ>
初日午前の機関リポジトリ構築の報告セッションでは5件中3件の下記報告
が、共同リポジトリ方式による機関リポジトリであり、リポジトリ事業の
継続性・負荷軽減の観点からか、その成否が注目を浴びているように思わ
れた。
・HARP(広島県)
・O-AIR(岡山県)
・CRFukui(福井県)
また、2日目に発表のあった島根大学・遺跡資料リポジトリ、東京工芸大
学による教育系リポジトリは、主題リポジトリの構築を目指すプロジェク
トであり、メタデータスキーマの設定を主要館で行った後、共同でのデー
タ作成を目指し、最終的にポータル的サービスを構築という、それらでの
運用手法はNIMS eSciDocにおける材料主題リポジトリの展開にも十分に参
考になるものと思われる。
とくに島根大の遺跡資料リポジトリは中国地域の遺跡人文報告書資料リポ
ジトリを共同構築する点で共同リポジトリの一環であるだけでなく、研究
現場に近いところで生産される資料の収集・保存を目指すという、
eScienceとしての側面からも大変興味深いプロジェクトであった。

<聖学院大学・SERVE>
XooNipsのもつ「個人領域」機能を使ったテスト運用や、プライベート処
理機能など、小規模私立大学ながら、比較的eSciDocとも近い機能を持ち
合わせたもののように思えた。XooNipsの開発が研究プロジェクト主導で
ある分だけ、eSciDocが指向するeScienceともかなり近い領域を狙った機
能が多数開発されているのではないかとの感想を持った。

<金沢大学・KURA>
雑誌論文のエンバーゴ自動公開処理機能、研究者IDによる研究者総覧連携
機能などについてポスター発表していた。NIMS eSciDocでも開発を予定し
ているこれらの機能の円滑な導入を目指す上では折に触れて参考としてい
きたい。

<千葉大学・CUWiC>
衛星画像データベースをリポジトリ連携させたツール CUWiCの紹介がポス
ター発表されていた。国内大学でのeScience指向のリポジトリとしては先
駆的な試みであり、ソーシャルタギング機能の付与による発見探索支援機
能の付与は試行的サービスながら、参考になるかもしれない(eSciDocに
おけるPubManではすでにローカルタギング機能が実装済みで、メタデータ
発見支援としてのタギング機能が提供されている)。また、eSciDocソリュー
ションのひとつであるFACESにおけるスキーマ等の運用としても、先行事
例として参考とすべき点はあるように思った。
参考: http://narihira.ll.chiba-u.jp/

<千葉大学・IRコミュニティのための教育用システム提供>
昨年度より開始された千葉大を代表機関とするプロジェクトであり、リポ
ジトリ運用の教育用ツールとして操作機能を気軽に試せる、いわば「お試
し用ツール」を構築する試みを行うとのポスター報告があった。その場で
非公式に話した限りでは、DSpace, XooNips, E-Repositoryといったすで
に実績のあるリポジトリソフトウェアに加えて、Fedora/eSciDocについて
も検討を進めているとのことで、相互に連携を取りたい旨、要望を伝えら
れた。NIMSもしくはMPDL側でサービス運用を予定している、試行版サービ
スのうちの仮想サーバの一つを提供することで、まだリポジトリサービス
に乗り出していない外部機関にアピールしうるテスト用サポートサイトと
して、試行版eSciDocを共同で構築する試みはお互いにとって有用ではな
いかと思われる。

<共有アクセス解析プロジェクト・ROAT>
千葉大を代表機関とする、リポジトリアクセスログの共有アクセス解析プ
ロジェクト。NIMS eSciDocとして提供予定のアクセス解析サービスも
AWStatsを主軸としたものであるため、容易に連携できるよう、ROATプロ
ジェクト側成果のオープンソース化を要望し、前向きに相互に連携しなが
らやっていきたい旨、返答を得た。
参考サイト: http://roat.l.chiba-u.ac.jp/xoops/

<各種研究所系機関担当者との懇談>
多くの大学のリポジトリ担当者に加えて、NIMSと比較的類似した立場にあ
る研究所系機関担当者と懇談の場を得ることができた。具体的には、核融
合研究所、海洋研究機構の2機関であった。各機関での著作権処理の概要、
サーバ運用の実態について、詳細な情報を意見交換して相互での運用を参
考例として、今後とも連絡を取りたい旨伝えることができた。

【その他感想】
共同リポジトリ系の報告が増えていたことによるものか、個人的には今回
の報告会の発表中で非常に印象に残ったキーワードは「情報共有」であっ
た。DRFですでに使われているML+Pukiwikiといった形式にとどまらず、
HARPではGoogleグループを、O-AIRではCMS (Plone)を、他の組織もウィキ
ソフトウェアやMLを使った情報共有に基づいて、リポジトリ構築の際にか
かわる業務や、最新動向を情報共有していくことに貪欲になっているよう
に思う。これは、図書館の中での情報共有や業務引き継ぎがどれくらい進
んでいくかを、単なる職場の枠を超えて共有する必要が出てきているから
こそであるように思う。研究の現場にいる科学者も実は、このことを常に
求められるようになって久しい。ライブラリアンが科学者の情報共有手法
と近い手法をとるようになってきたのは、「研究活動の理解」という、実
はリポジトリ事業にとって、鶏・卵的に重要なことのように感じた。今後
のこの種の情報共有が図書館サービスや研究者に対するサービスにどのよ
うな変化をもたらすのか、注視していきたい。
Referrer (Inside): [2009-07-20-1]

2009-07-08 Wed

* 今日のサイクリング

四ツ木橋まで往復。

・走行距離: 9.69km
・走行時間: 36:58

昨日がすこし長めのサイクリングだったので、今日は流し程度にとどめて
おく。明日はCSI報告会に行くので、サイクリングできないので、一応行っ
ておくことにする。

2009-07-07 Tue

* 今日のサイクリング

船堀橋まで往復。

・走行距離: 19.0km
・走行時間: 1:04:14

沖縄での運動(泳ぎ、カヌー、山歩き)が、心肺・脚への良い刺激となっ
て、心地良く体が動く感じだった。

ただし、風速8メートルと向かい風が強く、さすがにきつくて、河口まで
は行けず…。帰りは逆にものすごい追い風だったけど。

2009-07-06 Mon

* 竹馬男の犯罪 [book]

沖縄からの帰りの機中にて読了。

昭和初期のサーカス団をモチーフにした推理怪奇小説。

実は、著者の井上雅彦を井上夢人と勘違いして図書館で借りてきてしまっ
た、というオチ。なのだけど、まぁそれなりには楽しんで読めた。

時代背景などから雰囲気としては江戸川乱歩を思わせる作風か。
サイクリング走行距離メーター
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