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まさおのChangeLogメモ / 2009-03

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2009-03-31 Tue

* URL memo

- J-GLOBAL- トップ: delicious32 users
- xcoaitoolkit - Google Code: delicious21 users
The eXtensible Catalog (XC) OAI Toolkit

* 今月読んだ本

上旬・下旬に機中で読むなどしたので、合間合間ですこしは読む時間があっ
たりして…。といった感じ。

12冊:
[2009-03-04-1] 人は海辺で進化した
[2009-03-04-2] ブログ論壇
[2009-03-12-1] となりの車線はなぜスイスイ進むのか?
[2009-03-12-2] スパイダーワールド 賢者の塔
[2009-03-18-1] スパイダー・ワールド 神秘のデルタ
[2009-03-18-2] 図書館ねこデューイ
[2009-03-20-1] アレクサンドリアの興亡
[2009-03-23-2] マイ・ドリーム
[2009-03-24-1] 貧困のない世界を創る
[2009-03-25-1] コンピュータ科学者がめったに語らないこと
[2009-03-25-2] 反貧困
[2009-03-29-1] ドットコム・ラヴァーズ

* 情報管理Webニュース・リニューアル

http://johokanri.jp/announce/2009/03/002962.html

これまで「情報管理Webニュース(β版)」http://johokanri.jp/news/
で提供されていた内容は、「STI Updates 学術情報流通ニュース」として、
リニューアルされた模様。

システム的には、WordpressベースからMovableTypeベースのCMSに移行し
た模様。

ちょっと引っ掛かった点として、「(β版)」と銘打っていたからといっ
て、なんぼなんでも、過去のURLをすべて無効にするのはやりすぎではな
いかという気がする。普通はリダイレクトも有効にさせるだろうに。。。

RSS配信さえ「Not Found」となる始末だし…。
→ http://johokanri.jp/news/?feed=atom
せめて、それくらいはリダイレクト処理したらいかがかと思う。
(多くのRSSリーダーはリダイレクトに対応して自動的に取得先を切り替
えてくれるので、各自の手元でのURL切り替え処理を不要とできる)


いまどきの「情報管理」の専門家としての評価を低めるようなやり方は、
やめてほしい、、、と思う。
# J-GLOBALの公開でワクワクした気持ちがしぼんでしまった。

(2009-04-06追記)
今よく見てみたら、"301 Moved Permanently"という形で転送をかけるよ
うに変わっていたので、上記の記述は取り消します。
(リニューアルのどさくさだったのかな?)

2009-03-29 Sun

* ドットコム・ラヴァーズ [book]

アメリカでのオンラインデートサイト match.com を中心に、著者自身が
出会った男たちとの関係を実体験からレポートした本。

著者はアメリカ在住の米文化論や米現代文学を専門とする研究者だが、サ
バティカルで滞在したニューヨークと、職場のあるハワイでの経験を中心
に、かなり赤裸々な内容を伝えている。

著者も述べているように、「デート」は日米でかなり印象が違う言葉のよ
うで、文化の違いがほの見える感じはある。
とくに、日本の出会い系のように淫靡な雰囲気はなく、かなり普通のデー
トといった印象で、オンラインデートといえども明るい雰囲気なので読ん
でいて気楽。というか、全体にオンラインデート特有と思われる現象はさ
ほどなく、アメリカでの通常の男女の知り合う関係性のはなしにすぎない
という印象。

(沖縄からの帰りの機中で読了)
Referrer (Inside): [2009-03-31-2]

2009-03-25 Wed

* 反貧困 [book]

日本社会の中で1990年代から急速に進む貧困への支援活動を続ける著者に
よる本。本書は昨年の派遣切りなどの流れのなかで大佛次郎論壇賞を受賞
し、著者は昨年末来の「派遣村」運動で中心人物として活動している。

自己責任論に真っ向から反論する形で書き上げた良書、という印象。
「滑り台」「ため」「排除」といったキーワードで、自立のための貧困へ
の対応を考える枠組みは、とても説得力があるように思った。

日本においてはいまだに「貧困層」の正確な統計すら取られたことがない
という根本的なところからして、まともな貧困政策が存在せずに、むしろ
貧困を隠蔽する方向での姿勢に終始しているというのも、すごく説得的。

先日[2009-03-24-1]に、ヤヌス氏の貧困との闘いといった本を読んだばか
りだったので、とくに興味深く感じた次第。

(沖縄行きの機中で読了。)
Referrer (Inside): [2009-03-31-2]

* コンピュータ科学者がめったに語らないこと [book]

MITで開催された特別講義において、Knuthが神および霊性の問題について
語った内容を採録したもの。前書きにあるとおり、まさに「神」が神につ
いて語る内容。

どこから話を始めるかと思いきや、専門とするランダム論から始めて、コー
パス解析を中心とした『3:16』という著書にまつわる解説を中心に講義を
進めている。

正直言って自分の中でのキリスト教に関する素養が薄いからか、聖書中で
の個別の話題にはほとんど興味をひかれなかった。やや期待外れの内容。

というか、いかにも宗教論争(および科学との関連)についての議論が盛
んになっているというアメリカ内の特殊事情を反映した本であって、それ
らの議論を下地にしたことを前提としない限り、かなり意味が分からない
本となってしまっている感じで、何故に日本でこの本が出版されたのだろ
うか、、、という率直な疑問を抱いた。

AIなどにおける知性の問題についての議論であれば、チューリングなども
取り組んだ決定性の問題について、以前[2008-10-09-1]に読んだチューリ
ング自伝などを中心に読んだほうがよほど幅広い議論に触れられそうな気
がする。

(沖縄行きの機中で読了。)
Referrer (Inside): [2009-03-31-2]

2009-03-24 Tue

* 貧困のない世界を創る [book]

NPOとも営利企業とも違う「ソーシャルビジネス」を提案している。
著者は、2006年ノーベル平和賞受賞者であるグラミン銀行総裁のヤヌス氏。

マイクロクレジットプロジェクトから派生するソーシャルビジネスとして、
電話・IT、織物、畜産といったビジネスに適用を行った事例、そして、多
国籍企業のダノンとの合弁会社である、グラミン・ダノン社の事例を紹介
しながら、ソーシャルビジネスの展開の可能性を論じている。

実は、単にグラミンの話もしくはヤヌス氏の自伝を読んでみたかっただけ
なのだけど、ソーシャルビジネスからグローバルな貧困撲滅、地球温暖化
防止まで、大きなグランドデザインが描かれていた。

単に理想的に過ぎると、シニカルに受けとめてもよいのだろうけど、なに
よりマイクロクレジットの実績によって、夢想的とはかたづけられない力
強さを持っていた。

あと当初の目的には、ヤヌス氏の自伝も出ているようなので、そちらを見
ることにしよう。
Referrer (Inside): [2009-03-31-2] [2009-03-25-2]

2009-03-23 Mon

* マイ・ドリーム [book]

バラク・オバマ現アメリカ大統領が、若き日にハーバード大の歴史あるロー
レビュー誌でアフリカ系アメリカ人として初の編集長に就任して注目を浴
びた際に執筆した自伝。

『Roots』風の色彩が強く、混血児として生まれ育った自らのアイデンティ
ティへの葛藤をつづった青年としてのストーリー。アメリカ、ハワイ、イ
ンドネシア、ケニアとルーツをたどり生い立ちを追いかけていくストーリー
は、意外なほど叙情的な描写で書かれていて、理想に燃えるオバマ青年像
の原点が赤裸々に書かれている。

また、大統領へと勇躍した現在時点から見ても、野望に満ちた青年として
描かれる自身の像というイメージにも、またある意味では納得。
Referrer (Inside): [2009-03-31-2]

* 言語名の一覧

PubManローカライズの件で、言語名の日本語訳一覧がないか、という問合
せを受けたので、すこし探してみたところ「Unicode Common Locale Data
Repository (CLDR)」というプロジェクトがUnicode.orgにて、共有可能な
ロケールデータを配布しているのを知った。

http://cldr.unicode.org/index/downloads
からXML形式で全てダウンロードできて、そのまま使えるので、嬉しい。


(下記に反映される予定)
http://dev-pubman.mpdl.mpg.de:8080/cone/html/languages/all?lang=ja

2009-03-22 Sun

* rexml-dropin

Ruby標準添付のXMLパーサ、REXMLは便利なのであちこちで使っているのだ
けど、いかんせん遅さがキツい。。。

libxml に乗り換えたいのだけど、あちこちにREXML特有のメソッド呼び出
しを書いてしまったので、いまさら変えるのはそれはそれでキツいという
状態になってしまっている。

・rexml-dropin
http://github.com/astro/rexml-dropin/tree/master

REXML→libxml用のラッパーライブラリを探してみたら、rexml-dropinと
いうパッケージを見かけたので、使ってみようかと思って試してみたのだ
けど、そもそも REXML の基本的な Node#elements にすら対応していない
ようで、全く使えなかった。残念無念。。。

* オープンアクセス解説記事(毎日新聞・朝刊)

朝刊を読んでいたら、科学面にてオープンアクセスが取り上げられていた。

昨年10月のSPARC Japanセミナー[2008-10-14-1]の際の坂東氏の写真が大
きく目にとまって、ちょっとビックリした。

内容面では、「機関リポジトリ制度」といった記述はあるものの、無難な
記事と言える。

・学術論文:オープンアクセス、日本でも本格始動 情報共有に期待大:
http://mainichi.jp/select/science/news/20090322ddm016040034000c.html
・毎日新聞(3月22日)の科学面記事「学術論文のオープンアクセス」に
My Open Archiveについて言及して頂きました:
http://d.hatena.ne.jp/keitabando/20090322/1237680077

2009-03-21 Sat

2009-03-20 Fri

* 今日のサイクリング

都市農業公園まで往復。

・走行距離: 15.75km
・走行時間: 57:35

朝の雨もやんで、あいかわらず暖かな午後だったので、桜でも咲いていな
いかと公園を目的地として出かけてみた。
数本は咲きはじめている木もあったが、全体としてはまだ芽を吹きはじめ
た段階で、あと数日といったところか。

いずれにしろ風も強くなってしまい、昨日[2009-03-19-1]の疲れもあって、
バネのなくなっていた身体にキツく感じた。

* アレクサンドリアの興亡 [book]

アレクサンドロス大王により計画され、プトレマイオス朝によって保護さ
れた多国籍都市アレクサンドリアの勃興から衰退まで、科学史に残る哲学
者たちの物語をからめながら、約600年の歴史を残す。

プトレマイオス朝がエジプト文明の流れを汲む形式で建造したアレクサン
ドリアを、ギリシア文明と調和させてヘレニズム文化を花開かせた過程と、
近代科学と並び立つともされる芸術・科学の街の様相を伝えようと描いて
いる。勃興期のアリストテレスの影響から、エラストテネスやユークリッ
ドといった全盛期の哲学者たちの交流と、図書館とムセイオンの影響を時
代を追って取り上げている。

残念ながら、いまに伝わる史料の少なさから不明な点も多いのだが、これ
ばかりは衰亡の影響という形での哀しさを感じるほかない。。。

著者はプトレマイオス朝の文化振興策を高く評価していて、裏に隠れてし
まってあまり表に出てこない都市計画と宗教文化を通じた統治策の視点は
興味深かった。
その一方で、キリスト教と異教徒との争いが結果的に都市の衰退を進めた
という点ををはじめとして、意外と知らない事実も多かったので、とても
興味深く読めた。
Referrer (Inside): [2009-03-31-2]

2009-03-19 Thu

* 今日のサイクリング

自宅から岩渕水門まで往復。

・走行距離: 17.47km
・走行時間: 57:21

ぽかぽか陽気なんてものではなく、Tシャツだけで走っても汗ばむ感じで、
すでに5月の陽気。。。

このあいだに走ったばかりだったので、心肺がすこし慣れていたからか、
心地良く走れた。
Referrer (Inside): [2009-03-20-2]

2009-03-18 Wed

* 図書館ねこデューイ [book]

アメリカの公共図書館で育てられた猫デューイの物語。

18年間図書館で生きたデューイ自身の話と並んで、そのうちの25年間を図
書館員・館長として著者の半生が克明に描かれている。このアメリカンド
リーム的ともいえる雰囲気の中の図書館猫というものが本書を感動的なも
のにしている気がする。

80年代末からの図書館の電算化や、コミュニティ活性化のための図書館の
役割、図書館理事会(Library Boardかな?)、地方議会との折衝など、
アメリカの小規模公共図書館の経営の実態も垣間見えて興味深いものがあ
る。

特に、コミュニティの中での図書館の役割(図書館猫の役割も)が強く描
かれているのが、とても印象的だった。
Referrer (Inside): [2009-03-31-2]

* スパイダー・ワールド 神秘のデルタ [book]

先日[2009-03-12-2]読んだものの2分冊の続編。とはいえ、もともとは一
作品として書かれただけあって、つながりはスムーズな感じ。

前巻で蜘蛛の都市を脱出した主人公一行がデルタのジャングルで謎の動植
物と格闘する様子を描き、女神と呼ばれる存在と接触し、生態系のあり方
を理解するところまでの描写は圧巻。

オチとしての蜘蛛との和解や支配と自由といったテーゼそのものは、いさ
さか凡庸だが、予定調和な感じで予想よりもSFらしい展開だった。
Referrer (Inside): [2009-03-31-2]

2009-03-17 Tue

2009-03-16 Mon

* 今日のサイクリング

自宅から新小松川橋まで往復。
(帰りにマルイに寄って買い物をしたので、距離・時間は水増し気味)

・走行距離: 15.96km
・走行時間: 1:02:11

南風のぽかぽか陽気で、春が近づいた気配を感じた。
平日にもかかわらず、荒川サイクリングロードを大勢の自転車乗りが走っ
ていた。

久々の自転車で若干疲れたが心地良い。

* WWW2009 accepted paper list (with abstract)

http://www2009.org/pdf/www2009_abstract_accepted_papers.pdf

ざっと眺めただけだけど、興味深そうなものを以下に挙げる:

Huanhuan Cao, Daxin Jiang, Jian Pei, Enhong Chen and Hang Li.
Towards Context-Aware Search by Learning A Very Large Variable
Length Hidden Markov Model from Search Logs

Olivier Chapelle and Ya Zhang.
A Dynamic Bayesian Network Click Model for Web Search Ranking

Deepayan Chakrabarti, Ravi Kumar and Kunal Punera.
Quicklink Selection for Navigational Query Results

Jalal Mahmud, Yevgen Borodin, I.V. Ramakrishnan and C. R. Ramakrishnan.
Automated Construction of Web Accessibility Models from
Transaction Click Streams

2009-03-15 Sun

2009-03-14 Sat

2009-03-13 Fri

2009-03-12 Thu

* スパイダーワールド 賢者の塔 [book]

クモを頂点とする昆虫類が地球上を支配する25世紀で、文明生活から退化
した人類の野生生活とニュータイプ人類の出現を描くSFファンタジー小説。

かなりの長編作品で、まだ一巻目だが、ここまでのところ、おもな登場人
物と敵役となる蜘蛛の能力とニュータイプの持つ力との拮抗や、様々な支
配の力による自由意思のあり方がテーマとなっている感じ。

特に後者は大きなテーマで、民主主義社会に対する一つのテーゼとして
書かれたような香りを感じる。
Referrer (Inside): [2009-03-31-2] [2009-03-18-1]

* となりの車線はなぜスイスイ進むのか? [book]

『交通の科学』との副題のとおり、一般の自動車交通システムにおける様々
な話題を幅広く解説している。

交通渋滞制御のためのメカニズムから、交通事故のリスク回避まで幅広い。
最初から最後まで一貫しているのは、大勢の交通移動者たちの人々の心理
学的要因が大きなファクターを占める交通現象の理解の難しさで、実際の
交通設計や交通当局の技術者に加えて、心理実験などでの知見が幅広く示
されていて、とても奥深いように思う。逆に、意外なほどに日常的な現象
であるにも関わらず、分かっていないことが山のようにあるという側面も
見えてくる本で、ややお腹いっぱいの感もあり。

なかでも、アカデミー賞授賞式当日の交通制御システムの現場を取材した
内容は、細かな交差点単位での制御が行われている実際の内容として、一
番印象深かった。
Referrer (Inside): [2009-03-31-2]

2009-03-11 Wed

* erb + iso-2022-jp

Rubyスクリプトをテキストファイルに埋め込むための eRuby 形式のファ
イルを iso-2022-jp で作ってはいけない。

単に eRuby でスクリプト表現を埋め込む記号である "<%" という文字列
が出現する可能性があるため。

たとえば、「スケジュール」という文字列は iso-2022-jp では
「\033$B%9%1%8%e!<%k\033(B」と表現されるが、このうち長音の箇所に出
現する <% という組が eRuby のものと区別できなくなってしまう。

Ruby 1.8 では少なくともこういった文字列を適切に扱う仕組みは用意さ
れていないので、回避不能。

Ruby 1.9 以降では多言語対応の強化によって、原理上は扱えるようになっ
ているのではないかと期待するけど、手元に 1.9 系列の環境がないので、
試していない。

今回はとりあえず元ファイルを EUC-JP で表現してあとから文字コード変
換することにしてお茶を濁す…。

2009-03-09 Mon

2009-03-06 Fri

2009-03-04 Wed

* ブログ論壇 [book]

ここ1・2年にまとを絞り、ブロゴスフィアに流れた議論を「論壇」として
表現し、いくつかの事象を取り上げながら、ネット社会とリアルとの関係
を問いている本。

札幌出張の機中で読了。

著者自身も書いているとおり、個人的な感想として、本書で書かれたよう
な「論壇」が出現しているとは思えないので、かなり懐疑的に感じた。

ひとつには、ブロガーネットワークが狭く閉じた世界になっていて、議論
が深まる様子が俯瞰しづらい構図になっている点。もうひとつは、サイバー
カスケード的な問題で、いわゆる炎上のような現象が議論の深まりを妨げ
ているという点。

逆に言えば、既存の論壇が崩壊しつつあるという象徴としては面白い視点
だと感じたものの、本書のように、紙メディアとしてまとめる必要がある…
というのは、なんとも皮肉な気がしないでもない。
Referrer (Inside): [2009-03-31-2]

* 人は海辺で進化した [book]

現生人類が過去の一時期に水生動物として進化過程を過ごしていたという
「アクア」説を唱える本。

札幌出張の機中で読了。

アクア説そのものはどこかで俗説のような形で耳にしたことがある程度だっ
たが、とてもキャッチーなタイトルで一度読んでみたかったので、図書館
で借りて読んでみた。

全体に証拠に乏しく、強引な展開が多い、というのが第一印象。
とくに、言語獲得、二足歩行等をはじめとする、人類の特徴的な進化適応
のほとんど全てが水生生活への適応に始まるとする主張はさすがに大袈裟
にすぎる形で、他の要因との検討が見られないせいで、主張の質を落とし
ているように思う。

残念ながら、1980年代初頭刊行と相当に古い本なので、その後の現生人類
のミッシングリンクの発見以降のこれらの説の妥当性についてどのような
評価が行われているのか、最新の研究動向も気になった。
Referrer (Inside): [2009-03-31-2]

2009-03-03 Tue

2009-03-02 Mon

2009-03-01 Sun

* 大学年史のWeb公開

ARGの記事「京都府立医科大学附属図書館、デジタルアーカイブで大学史・
記念誌を公開」をながめてみて、最近では機関リポジトリもあるだろうし、
もっと公開されているのではないかなと思って、ちょっと見てみた。
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090301/1235870561

ARG記事中で参照されているもの以外では、以下で大学年史等が公開され
ているようだ:

・北海道大学: http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/nenshi.jsp
『北大百二十五年史』
『北大百年史』

・東京学芸大学: https://ir.u-gakugei.ac.jp/handle/2309/60023
『東京学芸大学五十年史』

・電気通信大学: http://ssro.ee.uec.ac.jp/lab_tomi/uec/uec-80/uec-60/mokuji.html
『電気通信大学六十年史』

・東京農工大学工学府史料編纂: http://www.tuat.ac.jp/~history/
『東京農工大学小金井キャンパス120年史』
『東京農工大学工学部発足三十周年記念誌』
『東京農工大学工学部百年史』
『東京高等蚕糸学校五十年史』
『東京高等蚕糸学校三十年史 』

・慶応大学: http://koara-a.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/listitem.php?index_id=8829
『慶應義塾百年史』

・早稲田大学: http://www.waseda.jp/archives/database/cent_index.html
『早稲田大学百年史』(目次、索引のみの公開)

・東洋大学: http://www.soc.toyo.ac.jp/anniversary/
『東洋大学社会学部30年史』
『東洋大学百年史 部局史編』
『東洋大学社会学部40周年記念論集』

・豊橋技術科学大学: http://www.tut.ac.jp/30th/book.html
『豊橋技術科学大学三十年史』

・金沢大学: http://dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/handle/2297/3178
『金沢大学五十年史通史編』
http://dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/handle/2297/3270
『金沢大学五十年史部局篇』

・富山大学: http://www.u-toyama.ac.jp/jp/outline/history/50th/index.html
『旧富山大学50年史』

・京都大学: http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/cgi-bin/retrieve/sr_makehtml.cgi?CGILANG=japanese&HTMLFILE=sr_sform.html
『京都大学百年史』
『京都大学附属図書館六十年史』

・京都産業大学: http://www.kyoto-su.ac.jp/feature/kengaku/40th_kinenshi.html
『京都産業大学40年史』

・長崎大学: http://naosite.lb.nagasaki-u.ac.jp/dspace/handle/10069/6559
『長崎医学百年史』

・熊本大学: http://reposit.lib.kumamoto-u.ac.jp/handle/2298/8102
『熊本大学三十年史』
http://reposit.lib.kumamoto-u.ac.jp/handle/2298/10709
『五高五十年史』

・海上保安大学校: http://www.jcga.ac.jp/jcga50/jcga50th.htm
『海上保安大学校50年史』

あちこち見たかぎりでは、年史編纂には、文書館・史料室に加えて、特別
の編集委員会が組まれたり、、同窓会等が大きな役割を果たしていること
あってか、図書館等の部局が関わるリポジトリ登録資料となっている例は
意外と少ないみたい。

また、国立大系列では、自民党の意向を受けた「行政支出総点検会議」に
よる記念事業や広報事業の経費削減方針のために、記念式典などの簡素化
が求められているので、それもあって、年史の出版事業そのものが中止に
なるところもあると聞いているので、一部では紙媒体代わりのWeb公開は
進むのではないかと思われる。
cf. http://www.jimin.jp/jimin/info/zeikin-voice/
cf. http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tenken/
サイクリング走行距離メーター
2001 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2002 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2003 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2004 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2005 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2006 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2007 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2008 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2009 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2010 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2011 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2012 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2013 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2014 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12