リンク: [ホーム] [自己紹介] [リンク集] [アルバム] [ソフトウェア] [発表文献] [その他]

まさおのChangeLogメモ / 2009-02

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28

2009-02-28 Sat

* 今月読んだ本

最近のペースだと、このあたりの読書量が限界の模様。。。

7冊:
[2009-02-03-1] 閉じられた履歴書
[2009-02-05-1] グーグルとウィキペディアとYouTubeに未来はあるのか?
[2009-02-10-1] これまでのビジネスのやり方は終わりだ
[2009-02-13-1] インターネット市民スタイル
[2009-02-18-1] 人は意外に合理的
[2009-02-20-1] 予想通りに不合理
[2009-02-25-2] ウィキノミクス

* Enhancing Search and Browse Using Automated Clustering of Subject Metadata

http://www.dlib.org/dlib/july07/hagedorn/07hagedorn.html

LDAトピックモデルによるクラスタリングをOAIsterデータセットの論文に
対して適用し、さらにコミュニティベースのラベル付けを実施したものを
ブラウジング用に提供するという試み。

ブラウジングと検索の統合がサービス提供の要となることは多いので、か
なり重要な試みのように思う。クラスタリング手法よりも、ラベリング手
法の方が興味深いのは、この種の研究の常だが。。。

* OpenCalais

http://www.opencalais.com/

前職でやっていた大規模リンケージにとてもよく似たアプローチ。。。

2009-02-27 Fri

2009-02-25 Wed

* ウィキノミクス [book]

ウィキコミュニティに代表される、オープンでユーザ参加型のプラット
フォームが整ったことによって、これまでにないイノベーションが見込め
るようになるとして、その活用を説く本。

大企業出資の合同研究プロジェクトによる調査結果を元にしたとのことで、
直接的な利益またはイノベーション創出の事例を集めた報告という観点が
強く出ている。

ゴールドコープ、SNPコンソーシアム、SecondLifeなど、個々の事例の成
功パターンが詳細に説明されているのが良い。

ただし、かなり一方的に明るい未来を強調する記述が強い布教本といって
良いほどで、マスコラボレーションが産み出す欠点や活用できなかった局
面といった例が出てこないのは、あまりに不自然。そこに目をつぶれば、
それなりに一読の価値はあるのだが。
Referrer (Inside): [2009-02-28-3]

* Firefox不安定

このところFirefoxがしょっちゅうクラッシュする現象に遭遇。

たぶん、タブを常時100近く開いているのが原因だろうけど…。

マシンのスペックが弱いのか。
もしくは、Firefoxの最近の更新が悪さをしているのか…。

2009-02-24 Tue

* URL memo

- アゴラ beta: delicious120 users
- アゴラ beta : 「アゴラ」開設にあたって - livedoor Blog(ブログ): delicious users
日本では匿名のブログや掲示板が圧倒的に多く、ウェブがこうした「言論プラットフォーム」の役割をまったく果たしていない。当サイトは個人ブログではなく、複数の専門家による「言論の市場」を提供することによってウェブ上の言論を活性化し、専門家と一般市民をつなぐことをめざすものである。
- WhatLanguage: Ruby Library To Detect The Language Of A Text: delicious71 users

2009-02-22 Sun

* URL memo

- Intersection between Sakai and Fedora - Project: Resources - Confluence: delicious users
- SakaiIntegration - DSpace Wiki: delicious users
- Xerxes Metasearch: delicious53 users
- BlueFeather: delicious users
BlueFeather は、拡張 Markdown 記法で書かれたテキストを html に変換するソフトウェアです。コマンドラインツールと、Ruby スクリプト内で変換を行うためのライブラリがセットになっています。

2009-02-21 Sat

* 報告書『学術情報の取得動向と電子ジャーナルの利用度に関する調査 (電子ジャーナル等の利用動向に関する調査2007)』

http://www.screal.org/
先月に公開されていたことに気付いて読んでみた。

国内の国立大、私立大における大学院生、教員の電子ジャーナルを中心と
する電子リソースの利用について尋ねた結果を報告している。年齢や所属
分野属性などとのクロス集計を見ると、とても興味深い結果が出ていた。
とても貴重な報告のようにおもう。

論文の入手方法や論文の利用時間数、教員・学生の論文読み対象の違い、
人文・自然科学での論文読み場所の違い、対象論文属性など、多くの項目
は概ね直感に沿う結果で、説得力がある。

e-bookが全くに認知されていない現状とか、Google ScholarとCiNiiの利
用認知傾向が(分野にもよるが)拮抗しているというのは、ある意味では
衝撃的。。。

強いて重箱の隅をつつくとすれば、タイトル数集計や論文の探索経路など、
情報科学分野で他と異なる属性を持っている項目は逆に、かなり結果が読
み取りづらい面があった。また、受賞歴を教員に限定している理由もよく
分からない。

自由記入欄での、自宅・外部からの接続を求める声の数々に半ば悲鳴めい
た思いを感じなくもない。また、意外とあちこちでVPNサービスを利用し
ている人たちがいることもわかる。

2009-02-20 Fri

* 予想通りに不合理 [book]

個人の意思決定の局面は合理的には行われないとする立場からの行動経済
学の様々な知見を紹介する本。

内容としてはこれまでに読んだ類書(たとえば『経済は感情で動く』
[2008-10-07-1])にもあったエピソードもそこそこあり、さほど目新しさ
は感じなかった。

ただ、著者自身のエピソードと実験の楽しさを描くかのような眼前に実験
の様子が迫ってくるかのような、実験時のエピソードが随所に描かれ、躍
動感はなかなかのもので、実験心理学者としての著者の自負が小気味良い
感じ。その点から、つい先日読んだ『人は意外に合理的』[2009-02-18-1]
とは、その主張だけでなく、実験に対する立ち位置という点でも、対照的
のように思った。
Referrer (Inside): [2009-02-28-3]

2009-02-19 Thu

2009-02-18 Wed

* 人は意外に合理的 [book]

行動経済学の観点からのホモ・エコノミクス批判批判ではなく、人の行動
において合理的な説明がつくものとして、インセンティブによる行動変化
と社会構造との要因から説きおこしている。恋愛行動から、貧困や差別と
いった深刻なものまで射程に入れた論を展開している。

冒頭のポーカーを例にとったゲーム理論からの応用事例は初耳で、とても
面白かった。

ほかの個別事例に関しては大きなインセンティブを説明しようとしている
が、かなり大胆な推論によるとの感が否めず…。本文中でも何度か参照さ
れているが、数年前に読んだ『ヤバい経済学』と類似の内容に読めた。
Referrer (Inside): [2009-02-28-3] [2009-02-20-1]

2009-02-17 Tue

2009-02-15 Sun

2009-02-13 Fri

* インターネット市民スタイル [book]

社会学系リソースサイト「ソキウス」を運営する著者が、黎明期インター
ネットにおける市民としてのあり方を実践的に教える本。
cf. http://www.socius.jp/ (Socius ソキウス)

1997年初頭の出版ということで、fjやネチケットなど、この時期のインター
ネット解説書に見られる懐しい記述はさておき、「インターネットでの市
民」とは何か、どのような社会がありうべきかという命題を提示する試み
のように思える。

個人的には、PUS(Public Understanding of Science)を超えるWeb情報
共有のインセンティブ論に対する、自分なりの結論めいたまとめが欲しい
との思いがここ数年あったのがきっかけで読んでみた。
というか、ARGの岡本氏が昨年夏の社会心理学会のシンポジウムで「なぜ
(研究者は)語るのか」という印象深い講演をしていたときに、そういっ
た類似のテーマをまとめた論考が無かったか講演後にお聞きした際に薦め
ていただいたのが直接のきっかけなのだが…。
いずれにしろ、ようやく読んでみた(絶版本らしく図書館から相互貸借)。
cf. http://d.hatena.ne.jp/arg/20080707/1215358835

そういったテーマの点からすれば、やはり本書は原点に近く、「市民」概
念というエッセンスを取り出してみれば、かなり本質を突いた論点を提示
しているとの感は確かにあり、感銘を受けた。
cf. 本書の考察部分は以下でも公開されていた:
http://socius.jp/on/01.html

このような鋭い論考を見ると、インターネット参加ということの本質は
Web1.0時代(もしくはWeb以前)から変わっていないのではないかという
感を強くする。逆に、Web2.0風に「ユーザ参加型」と銘打つことが、本書
で説くような市民社会の本質を見えづらくしてしまっているのではないか
との危惧も覚えた。
…技術の進歩と市民社会の進歩とは必ずしもイコールではないので、当然
のことなのだろけど。。。
Referrer (Inside): [2009-02-28-3]

2009-02-12 Thu

* 近年の傾向なのかな?

http://d.hatena.ne.jp/min2-fly/20090211/1234375492

学位関連の冒頭文ですが、自分の場合は以下の通りでした:

卒論(抄録):「本研究では、…」
卒論(本文):「オリエンテーリング競技は…」
修論(抄録):「Z39.50は…」
修論(本文):「1970年代から…」
博論(抄録):「本研究では…」
博論(本文):「以下に述べるように、…」

あまり、「近年、…」というような言い回しは使った記憶がない。別に、
カレントな話題に取り組んでいないというわけではないのだろけど…。

ただ個人的には、科学論文を書くのであれば、言葉を濁さないのは基本だ
とおもうのだが、どうなのだろう。「近年、」というのがいつからいつま
でのことなのかを明示するのも著者の役目だろうとは思う。本文に関して
は、冒頭文で慣用句を使ったとしても、まぎれがないよう、「1990年代後
半から」などときちんと言い換えられるものについては、明示することを
お薦めしておく。もしくは文献を参照するなどして、それを検証できるよ
うに心掛けるというのが、執筆者の心得だと思う。
まあ、抄録の場合は背景情報は付属情報に過ぎないので、慣用句を使って
しまうことも理解できなくもないけどね。
# ウィキペディアは百科事典なので直接は関係無いが、以下も参考に:
cf. Wikipedia:Wikipedia:すぐに古くなる表現は使わない

あと、図情の卒研という個別要因を見てみると、私のころは論文本体は1
月に提出するものの、副査教官の指摘コメントを受けて3月頃まで差し替
え修正が可能だが、抄録の文章は抄録集冊子にまとめるために提出後の差
し替えができないという事情があった(今だにそういう手順を踏んでるか
は知らんが)。そのため、指導教官は、本文より先に抄録の文章を重点的
に添削していた記憶がある。もしも、このへんの修正可能性や提出時期も
含めた提出のやり方が変わっているとしたら、指導の方式も変わっている
のではないだろうか。というのが、近年の「近年」という慣用句の増加に
出ているような気はするが。これは推測。

* pageEncoding attribute for page directive (JSP 2.1)

JSPファイル中のpageEncoding属性は複数回指定でき、includeされるファ
イル毎に指定しなければならない。

The import and pageEncoding attributes are exempt from this rule
and can appear multiple times. Multiple uses of the import
attribute are cumulative (with ordered set union semantics). The
pageEncoding attribute can occur at most once per file (or a
Directives 1-45 JavaServer Pages 2.1 Specification translation
error will result), and applies only to the file in which it
appears. Other such multiple attribute/value (re)definitions
result in a fatal translation error if the values do not match.
出典:JSP.1.10.1 The page Directive (JavaServer Pages 2.1 Specification)
cf. http://jcp.org/aboutJava/communityprocess/final/jsr245/

なぜか日本語のリファレンス類には明示的に書かれていないので、メモし
ておく。(おそらくはJSP 2.1での変更点なのかな??)
cf. http://java.sun.com/products/jsp/syntax/2.0/syntaxref2010.html

2009-02-11 Wed

* 再会の街で [movie]

平凡な歯医者の男と、大学時代のルームメートで、9・11事件で妻と3人の
子どもを失って精神を病んでしまった男とが、街中で再会し旧交を温める
様と、立ち直りに向けた葛藤を描く。

911を背景に借りてはいるものの、2人の男優の演技がとても優れていて、
よくできたヒューマンドラマという感じで見られて、思ったよりも引き込
まれてた。

* 『情報知識学会誌』BibTeX文献引用スタイルファイル [website]

情報知識学会誌での参照文献形式に則った書式で出力するスタイルファイ
ルを作成し、公開しました。

../software/jsik_bst.html

ちょうど年次大会の発表申込が来月3月6日までとなっていますので、年次
大会原稿で使うのにちょうどよいのではないかと思います。

TeXnicianの皆さま、どうぞご利用ください。

* ImageMagickでpnmcrop相当

convert -trim 001.png z.png

NetPBMのほうのコマンドでしか覚えていなかったので、いろいろ探してし
まった…。

とりあえずメモしておく。

2009-02-10 Tue

* これまでのビジネスのやり方は終わりだ [book]

インターネット上での対話、それもうわっつらだけの一方的なスピーチで
ない、本音からの双方向的な対話がネットを介した消費社会でも基本的で、
重要なものとなるというテーゼをぶちあげた、クルートレイン・マニフェ
ストなる宣言を基にしたムーブメントからの提言をまとめた本。

マーケティング部門などに関わった著者らが別々に各章を書いているが、
企業文化の悪しき側面を伝える経験を書いているのが印象的に思えた。

日本で言えば、「オトナ語」とでもいうような、大仰な社用人しか使わな
いような言葉遣いがあるが、あれに類するような、不自然な言い回しによ
る企業文化が個人を尊重するようなインターネット文化との対極にあると
言いたいようだ。

マーケティングの世界はよく分からないので、その世界の一側面を垣間見
るという意味というでは、すこしだけ興味深い。

ただ、2000年初頭の出版ということで、今となっては古い批判、プッシュ
技術に対するものや、Web広告に見られるような若干外れかかっている予
測があったりして。。。それはそれは興味深いが。

2009年の時点で一つだけ言えるのは、このムーブメントそのものは、それ
ほど盛り上がらなかったということかな。Web2.0がそれを覆い隠したのか、
それとも、この種の技術を根に置かない原則論の難しさということか。。。
あらためて考えてみると著者らの側も逆に大仰なことを言っている面もあ
ると思うので、主張点そのものに整合性があるとは思わないけれども、主
張そのものがかならずしも無意味とは思わないし、言っていることは楽し
いことなのだろけど、、、という感じ…。
Referrer (Inside): [2009-02-28-3]

2009-02-09 Mon

* DRF-Ookayama

http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/?DRF-Ookayama

2日間のうちの初日しか参加できなかったので、目当ては江別の鈴木さん
の発表に尽きたが、やはりリポジトリシステム面からの貴重な経験を活か
した講演で参考になった。ほかにも、相変わらずの土屋節など、興味深かっ
たが。。。

ただ、土屋講演の146大学という話や、内島さんのチュートリアルに対す
る反応などを見ると、やはり、国内のリポジトリ現況が2極化しつつある
のではないか、との思いを強くした。なんとなく、今の日本国内のリポジ
トリは分岐路に立っているのではないかという気がする。
# 具体的には、明日の分科会あたりに出てみないと本当は分からないのだ
# ろうけど、明日は所用により出られないので。。。

このあたり、後発組とすれば、やや疎外感を感じやしないだろかと不安に
なるような気もしなくはない。うちも後発組だが。。。

また、いずれにしろ(なぜか)土屋先生が宣伝してくださったように、国
内導入9種類目の登場となるリポジトリシステムeSciDocは既に公開されて
いるし、今なら私のほうで手取り足取りでのサポートをできなくもないの
で、あくまでもお気軽にお問い合わせいただきたい。
→ PubMan公開版: http://pubman.mpdl.mpg.de/

なお、今月中には以下のURLで動いているような全面的にUIを書き換えた
新バージョンへ移行予定:
http://qa-pubman.mpdl.mpg.de:8080/pubman/

2009-02-08 Sun

* OSSアクセスログ解析ツールの比較

とりあえずメモ:

http://awstats.sourceforge.net/docs/awstats_compare.html
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_web_analytics_software

http://www.thinkit.co.jp/free/compare/6/1/

(ログ解析タイプ)
Webalizer (Webdruid)
Analog
AWStats
(Webスクリプトタイプ)
Piwik

* OSS Chart GUI Library

とりあえずメモ:

- Open Flash Chart
Flashベース。
Piwikが使用。
参考URL:
http://hidekazu.dhs1.sst.ne.jp/pukiwiki/Open Flash%20Chart.html
http://sourceforge.jp/magazine/07/12/07/0119222

- JFreeChart
Javaライブラリ。画像出力。

- AmCharts
Flashベース。

- Visifire
Silverlightベース。

- FusionCharts
Flashベース。

* PukiWiki関連ツールを公開 [website]

手元のPukiWikiで使用し(た|ている)ツールをまとめて置いておきます。

../software/pukiwiki.html
内容はcalc/tracker_mylistプラグインとcsv2tracker.rbスクリプトだけ
ですが。

他にも別に運用しているHiki用のものがあったりするので、そちらもあと
で公開する予定。。。

* 初YouTubeアップロード

初めてYouTubeにビデオをアップロードしてみた。

http://www.youtube.com/watch?v=EhaSgsp2yaM

http://www.youtube.com/watch?v=KH7cRfOY6CQ

昨年の実験の最後に設定メモを確かめながら再現したものだけど、一日中
実験をやってから撮ったので、声など、全体にものすごく疲れた感じが出
てしまっているのだけど…。

2009-02-07 Sat

* URL memo

- W.H.J. Meeus (www.narcis.info): delicious users
Example of Researcher Portfolio (DAI?)

* USEN勧誘電話

今の自宅は、NTT東日本のフレッツ光を利用しているのだけど、その会員
情報をもとに、USENから勧誘電話があった。

光回線上で音楽・映画コンテンツの配信サービスをしているとのこと。
専用チューナを通じて、テレビ出力できるようなサービスとのこと。

見放題プランなら月3,480円で旧作映画約6000本が見放題とのこと。
また、ネットワークプランなら980円でケーブルテレビ等からのコンテン
ツ配信を受けることができるとの説明。
今月中の契約で2ヶ月分は無料となるキャンペーン期間中なのだそうな。

うーむ、ちょっとその価格帯だと経済的に割に合わないから、却下かなあ。
ツタヤで月に10本借りるのであれば、ペイするのだけど。。。
あと、今の部屋の構成だと、わざわざチューナを引っぱるのが面倒という
のもあるが。

* 今日のサイクリング

自宅から新小松川橋まで往復。

・走行距離: 13.62km
・走行時間: 46:51

この季節にしては珍しく南風でぽかぽか陽気だったので、川下方向へ向か
う。意外と風が強かったので、25分ほどで引き上げる。

久々で心地良かった。

2009-02-06 Fri

2009-02-05 Thu

* グーグルとウィキペディアとYouTubeに未来はあるのか? [book]

原題が『Cult of Amateur』とあるとおり、Web2.0の特徴の一つとされる
「ユーザ参加型」のコンテンツサービスが、既存の専門家・プロの蓄積を
無視した暴挙だと指弾する本。アンチWeb2.0。

AOLの検索ログ公開時の騒動やMySpaceでの実態など、日本ではあまり話題
にならなかったものについて、細かい描写があるのが意外と助かる。

一部に見るべき鋭い指摘もなくはないが、残念ながら、逆に、なぜプロで
なければならないのか?という前提の部分が示されず、かなりいい加減な
議論となってしまっているように思えた。一部には文体の影響もあるだろ
うが、言い回しが独善的で、逆に、専門家カルトとでも言ってしまいたげ
な、雰囲気もなくはない。皮肉を言えば、著者自身があとがきで述べてい
るとおり、著作業のアマチュアによる作品であったということなのだろう…。

あと、「アンチWeb2.0」との意図での出版であるのであれば、もう少し早
く出版するべきであったかもしれない。。。
Referrer (Inside): [2009-02-28-3]

2009-02-03 Tue

* 閉じられた履歴書 [book]

新宿で売春婦・風俗従事者を対象とした福祉・生活扶助事業に携わる婦人
相談員を長年勤めてきた著者が見聞きした体験をもとに、売春婦たちの生
い立ち、性産業などの様子を赤裸々に描いている。

特に、借金、薬物、ヒモ、やくざがからみあった、凄惨な性搾取の様子を
描き切っている。

また歴史的にも、戦後の売春禁止から赤線廃止以降の性風俗の変遷もある
程度つかめるような内容になっている。廓、赤線、キャバレー、ソープラ
ンド(当時はトルコ風呂)、マッサージへと移っていきながら、著者自身
の30年あまりの苦闘の経過を描くとともに、そこにいる人々のある意味で
の変わらなさと悲哀がよく出ている。
Referrer (Inside): [2009-02-28-3]

2009-02-02 Mon

* 幸せになるための27のドレス [movie]

結婚式に思い入れを持ち、何度も介添人をつとめる主人公を27本のドレス
に象徴させたラブコメディ。

真面目な主人公の姉と、自由奔放な妹という取り合わせは『In Her Shoes』
を思い出させる。

展開そのものも予定調和だったけど、このジャンル特有のお決まりなので、
逆に安心して見られた。

2009-02-01 Sun

サイクリング走行距離メーター
2001 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2002 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2003 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2004 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2005 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2006 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2007 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2008 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2009 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2010 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2011 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2012 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2013 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2014 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12